ラベル スロベニア の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル スロベニア の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2012年7月27日金曜日

披露は喰って治せ→気がつかない追い風の助力→クロアチア入国→久々の海→税金還付→船で攻めることに


724
本日の走行距離94km 計2384km

7時半起床。
昨日、今日と結構しっかり寝ているはずなのに眠い・・・どうやら疲れがたまっているようだ。

披露は喰って治せ、とスロベニア産の花の蜂蜜、トリュフチーズという贅沢な食材を用いての朝食後、9時頃出発。

さっそくレセプションに向けてハードな上り坂・・・漕ぐ気にもならないので押してみたがそれはそれで余計に大変だった。
レセプションでおばちゃんから「クロアチア国境への分岐のLlirska Bistricaの町まではアップダウン無いわよ」と言われたが、スタート直後からしっかり上り坂・・・山に住む人たちとは感覚が違うのかもしれない。

途中からは落ち着いてきたためゆったりと漕ぎながらの走行になりほっと一息・本日は曇天、景色は今ひとつだが風が昨日ほどなく翻弄されることなく走れることが嬉しい。

風は向かい風だと少しだけでも「あぁ向かい風だ・・・」とすぐに感じるが、少しの追い風だと押してくれていることに全く気がつかない。走りながら風は人生と似ているな。と感じる。
人間社会でも自分を邪魔する(ように見える)敵は目につき易いのに、自分を支えてくれている味方が大勢いることにはなかなか気づきにくい。
だけどそれは存在しているのだ。そのことに感謝しなければいけないな。
風と同様。昨日の敵は今日の味方。今日の見方は明日の敵。翻弄されるのであれば、それはそれで良い。

分岐の町からもじわじわ上ったりしながらだが、アスファルトの質が良くなったのと、風がなくなったのでグイグイと進むようになる。

10時半頃Llirska Bistricaの町到着。
スーパーを発見したので入ってみたが、安いが品質がよろしくない。最低限のものだけを購入後再び走り始めるとSuperを発見。こちらでパン、ハム等を買い足す。

インフォメーションセンターへ行きたかったが閉まっていたので諦めて国境を目指す。

国境には12時頃到着。
クロアチアからEU圏外になるため久々に出国スタンプを押された後、タックスリファウンド(税金還付)の手続きを行うことができるかを確認すると、どうやらできるようだ。
そこでドイツで購入した自転車用カバンなどのリファウンド手続きを行うことに。
けっこう時間がかかったが。陸路では難しいかもと思っていただけに無事に行うことができてよかった。
タックスフリーの紙がついていない自転車のレシートなども見せてみたがやはり無理なようだ。

無事、手続きが終わり返金がもらえると思ったら、返金は最寄りの町の郵便局でとのこと。
なかなか手間がかかる・・・。

だけど、自転車旅行をはじめるのであればドイツなどのEU圏でいろいろ揃えてタックスリファウンドを貰うのはいい手かもしれない。防水バッグなど、ドイツ製の良い商品を税抜き後は10%以上割安で購入することができる。
自転車等ももしかしたらタックスフリーの店があるかもしれない。

手続き後、近くのインフォでRijeka情報を聞くとここから30kmほどとのこと。
ひたすら下る。

クロアチアに入ると町の雰囲気がスロベニアと少しづつ変わってきた。曇天の空のせいもあるが、ハゲた塗装等が寒々しく感じる。クロアチアを好きになれるか少し不安に感じる。
寂れた村を越えてRijekaまではひたすら下る。

一気にスロベニアでジリジリと上った貯金を吐き出してしまったが海の国なので仕方がないだろう。

そして15時頃、海が見えてきた。久々の海、アドリア海だ。

昨年の巡礼の時も1600km歩いて海に出たが、今回は2200kmほどで海に出た。

僕らはそこまで海好きではないのだが、久々に見るとやはり良いものである。
そしてRijeka到着。
ここは結構な都会で車の往来も激しく、視界に入る情報量がぐっと増えたため、なかなか疲れる・・・

アルプスの山々がすでに恋しい。

Rijekaに入ってから5kmほど進みようやくセンター到着。
インフォメーションセンターで郵便局の場所を確認し、タックスリファウンドの手続きを行い30分弱で無事完了。対応してくれたおばちゃんは片言の英語ながら丁寧な対応と笑顔が素晴らしく、最後には「Welcome Croachia」と素敵な一言をかけてくれた。
たった一言でクロアチアがぐっと好きになった。ありがとうおばちゃん。

リファウンドで480N(70E分ぐらい)をGet
手にした現金を握り締め、近くのカフェで今後の予定を検討する。
「せっかく海の国なのだから船でドブロヴニクに行ってみる?」と提案するとアサが非常に乗り気になる。

インフォメーションセンターで確認すると、向かう船はあるが、次の出航は金曜日とのこと・・・今日は火曜日だから時間がありすぎる・・・だけどとりあえず港に詳しい話を聞きに行くことに。
港で値段を聞くと、一人435Nで自転車も積み込み可とのこと。値段的には行ける。
3日待つのは正直もったいないが、せっかくのクロアチアなので海から楽しむことに。
旅も終盤だからこそ出来るこの少しの贅沢である。

銀行でお金を降ろし、支払いを終えた後、ようやく昼ごはん。時刻は17時。この時間にまだキャンプ場が決まっていないのは辛いものである・・・しかも、船待ちの3日間を島で過ごすことにしたためここから島方面のキャンプ場までは30kmほどあるとのこと。

仕方なく走り始めたのだが意外とアップダウンやトンネルがあり、同じ道をもどるのは嫌だな・・・と感じるぐらいの距離になったところで何とかキャンプ場に到着。

晩御飯は作る気せず、パンとミニトマトとチーズで終了。
明日はこのキャンプ場のビーチでのんびりして午後から島の観光をしてみよう。久々のオフだが、思ったよりも忙しそうだ。
 

2012年7月25日水曜日

疲れるとイライラしやすくなる→ヨーロッパ最大の洞窟観光→自然の芸術→宗教は自然?


723
本日の走行距離70km 計2290km

6時起床。
野宿にかかわらず熟睡したな。
朝食、歯磨きものんびりとでき、今回の場所は野宿としては3ツ星級であった。

7時出発
出だしから上り坂。
ただ、それを越えたら下り坂、本日は向かい風に翻弄されずにグングン進める。

時速2~30kmで一気に進みGodvicに到着。
本来ここから内陸に入っていく予定であったが、水不足と上り坂の気分ではないということで大きめの町を通るルートに変更。

さらにぐんぐん進む。
途中Postjnaで買出し。
絶好の追い風が吹いてきたので、これが逆風になる前に出発したいから買出しをさっさとすませようとするとアサが買いに行きたいという。「早めでよろしく」と言ったものの全然出てこない・・・女性の買い物が遅いのは仕方がないのだが、早くして欲しいときには早くして欲しい。
そのことでイライラする。(この程度でイライラしたのは僕に疲れ、もしくは熱があったからのようだ)

改めて出発。
追い風の中を上り下りをしながら進む。
快調に走っていたが突然逆風になる・・・上り坂を逆風というのは労力の無駄遣いなのでできれば避けたい・・・ので食事休憩を入れることに。

パンとウェハースでの軽食後、再び走り始める。
相変わらずの細かいアップダウンだが風が落ち着いてくれたのが救い。
まだ午前中にも関わらず足に疲れがだいぶ出ているのはアップダウンのためかそれとも体調がよろしくないのか?自転車旅を2人でして片方が体調を崩すと共倒れになるので、なんとか走りつつも回復したいものだ。
12時の時点で走行距離64km、このまま走れば久々の100km越えもありうるのだが、本日はSkocjanske Jamというヨーロッパ最大の洞窟観光、久々の山や湖以外の観光が待っていたのである。

正直、洞窟にはあまり興味がない、というか今までの生涯で感動した覚えがないので、アサが「行きたい」と言い始めた時も全く乗り気ではなかったので、以前ヨルダンのペトラ遺跡でアサだけ観光に行ってもらったようにしようかな・・・とも考えたが、(ヨルダンのペトラ遺跡は50USDだったから僕は入場拒否したが、結局後悔することも無かったのできっと興味がないところは世界遺産だろうがなんだろうが無理して入る必要はないのだろうと感じた)
建築系の世界遺産が個人の興味・感性によって大きく評価が分かれるのに対して、「自然系の世界遺産はきっと万人に良いもののはずだ」という勝手な思い込みにより入場することに決定。
入場料は15E
13時からのツアーに決まり(ツアーでないと行けないようだ)その間、荷物を預けさせてもらいパンを食べながら待つ。

ツアーは総勢50人ほどの大所帯。久々のこの人数に「観光しているな」という気分が少し沸く。いつもは嫌だがたまになら良い。

洞窟に入ると出だしは・・・まぁ・・・普通にいいところだね。という印象。

更に入ると2層目からは予想をはるかに超えてくれた。
目が釘付けになるほどの光景、自然の芸術は天才的である。建築の中で僕が好きなガウディの建築物ですらこの自然の芸術と比べると色あせて感じてしまう。(あくまで好みの問題だが)

やはり自然はすごいな・・・と自然崇拝、アニミズム的な感覚に近づいていく自分がいることに気がつく。
宗教は何か?と聞かれた時に「特にない」と答えているが「宗教は自然である」と答えても良いのかもしれない。もちろん本当にそう答えたら相手は痛々しい表情で僕を見るだろうから言わないけど。

自然の美を満喫したあと、深さ150mほどの洞窟内の巨大渓谷に行ったがここも良かった。この2箇所は見る価値大いに有りである。
内部には昔の人々が作ったトレイルが存在していたが、およそ常人には歩けないような断崖絶壁・・・過去の人すげぇ・・・と思わず唸ってしまった。

スイスアルプス、イタリアドロミテ、スロベニアの洞窟。たった一ヶ月程度でこんなに多くの見所が見れるとは充実しているな。(写真撮影禁止なので画像なし)

さらに進み1時間半ほどでツアー終了。その後、エレベーターか徒歩で入口に戻れると言われ、2人とも徒歩を選択。疲れた体にこたえる・・・エレベーターにすればよかった。

その後小さな博物館を見る。
係員に話を聞くとこの地域で風が強いのはいつものようで、しばしば予測不能の強風に悩まされるとのことだ。

本日は疲れもありSkofijeのキャンプ場に決定したが20Eという値段の割に設備がイマイチ・・・これなら昨日の野宿の方がずっと良い。
しかもテントを張る場所まで100mほどだが18%程度の下り坂を下ってしまたため明日上るのが嫌だな・・・。

晩御飯は、昨日に引き続き蕎麦みたいなパスタを野菜ブイヨンで煮込んだもの。それに魚の缶詰やらトリュフチーズやらを副菜にして滅茶苦茶な食事。まぁそれでも普通に美味しかった。
21時就寝。

追い風→向かい風→遊び心と折れない心→蜂蜜→風向きに流されての旅→素敵な野宿場所


7月22日
本日の走行距離93km 計2220km

6時半起床。
朝食後、8時に出発。

本日は追い風、それも結構な風の追い風なので出だしから時速30kmほどで快調に進んでいく。
川沿いをジワジワと下っていく道のりだったのだが、徐々に太くなっていく川やスロベニアの小さい村々を巡りながらの走行は非常に気持ち良い。
見所を追って走ったスイスやイタリアと違い、主役級の名所はないが純粋に走るのが楽しいスロベニアである。
こんな場所を休日のどかに走ることができる贅沢。スロベニア人羨ましい。

ビュンビュンと快調に30kmほど進んだ後、突然逆風に変わる・・・すると気分は一変・・・全然進まない・・・
とりあえず林の中に入り食事休憩。逆風の時は体力温存。

今までチャリダーの人からパタゴニアや北アフリカの凶暴風のことを何度も聞いてきたが、これ以上の風の中を1000km以上走るのは気の遠くなる作業である・・・普通の人(僕ら)なら気持ちがバキバキに折られるのだろうな。
おそらくチャリダーに必要な素質は「遊び心と折れない心」なのだろう。

しばらく待って風が少し落ち着いた瞬間に再び走り出す。
そしてTolminの町付近に到着。アサが蜂蜜を買いたいというので(スロベニアは蜂蜜が有名)アサが買いに行っている間、地図とにらめっこ。

予定ではここをまっすぐイタリア国境沿いに南下する予定であったのだが、現在その方向は猛烈に向かい風。
ならば進路を南東にとれば距離は若干伸びるがここまでダイレクトに向かい風を感じないだろう。しかも現在、今後の僕らの目的地が非常にフワフワとしており、シェンゲン(EU3ヶ月ルール)が問題なくなった今、クロアチア南下ではなくハンガリーに向け北上してはどうか?という話になっているのである。
「ハンガリーに何しに?」というと、「僕らにとって思い入れのある人形がハンガリー出身なのでその人形を買いたいな」というだけなのだが、「オーストリアにザッハトルテを食べに行ったのだから、ハンガリーに人形を買いに行くのも大差無いだろう」という好意的な意見と、「いやいや、さすがに人形を買うために往復1000kmほどの無駄走りをするのはさすがに合理的ではないのでは?」というネガティブであり、かつ至極全うな意見との間で揺れ動いているのである。

とりあえず今回ルート変更で内陸に入れば、今後の予定を決めながら走れるだろう。これは素晴らしいアイデアだ。と予定変更。


風向きに流されての旅も良いではないか。


しかし、道の情報は一切なし・・・まぁなんとかなるだろうと思ったが、微妙なアップダウンがひたすら続くなかなか精神的につらい道。いっそ峠であってくれたら覚悟ができるのだが、中途半端すぎて気持ちが萎えてくるのである・・・。綺麗な川を眺めながら走れるのが唯一の救いである。

しかし風向き代わり見事に向かい風に・・・アップダウンと合わせボディーブローのように体に疲れが蓄積されていく・・・しかも計100kmぐらい走ればキャンプ場に着く計算だったのが、道路標識を見ると最低120kmは走らなければならないようだ・・・本日90km経過し体も心も疲れてきている。
アサと話し合い「このままアップダウン&逆風の中であと30km以上走るより野宿の方が良策である」という判断になり、本日の野宿決定。

探しながら走っていると、絶好の野宿場所を発見。
小さな小川沿いであるのに人目につかない。しかも落ち葉が積もっており下がフワフワ。国道からも100mほど離れており、素晴らしい。

まずは小川で体を清めたあと(ザリガニも住んでいたから綺麗な水なのだろう)晩御飯。
本日、いよいよトリュフチーズの出番。
茹でたパスタ(何かの粉が入った茶色い麺)にパセリバターを絡め、そこにトリュフチーズを投入してみた。

が・・・・どうやらパスタの選択に失敗したようだ。
麺が主張し過ぎでせっかくのトリュフの香りを消している・・・
ので途中からチーズを除いて、麺にブイヨンスープをかけて食べることに。こうすると蕎麦のような感じになり、麺を中心に楽しむことができる。

トリュフチーズはパンと共に食べることに。(野宿とトリュフがミスマッチである)
本日、疲れがたまっているため19時半に就寝。疲れは早く抜きたいものである。

豪雨→急がなくて良い!!→13kmで終了→ハムはg買いが良い


7月21日
本日の走行距離13km 計2140km

6時半起床。
朝からシトシトと小雨が降っている・・・。

昨日インフォメーションセンターで天気を確認した際に本日は天気が崩れることは確認していたが雨はやはり嫌だな・・・

何はともあれ朝ごはん。
残りの食材が乏しい中、最後のパンとチーズを大事に食べ、これにて食材が打ち止めとなる。

さて出発と思った頃に、突然の豪雨・・・。
小雨ならともかく豪雨となるとさすがに出発する気力が萎え、とりあえず雨が落ち着くまで最近ウイルス用ソフトAVGがうまく機能していないようなので、再インストールしたり、日記を更新したりして過ごす。

アサがシェンゲンを調べている時にクロアチアはシェンゲン外ということを発見する。
これは・・・「急がなくて良い!!」ということだ。
最近僕ららしからぬ駆け足旅をしていたのは84日までにEU圏外に脱出しないといけないということを気にしていたため(そのわりにザッハトルテ食べに行っていたが・・・)その制約がなくなれば(なくなったわけではなくクロアチア滞在分はノーカウントなだけだが)腰を据えて自転車旅行ができるというものだ。
これはいい情報であった。

11時半になりようやく天気が落ち着き始めて急いで出発!!
が・・・30秒後に豪雨再び・・・

すぐさま木の下で雨宿りをしようと試みたものの、木の葉程度では防げないほどの豪雨。「これはもう仕方がないね」と、ずぶ濡れになりながら走ることに決める。
視界が悪いのでライトも付け安全第一で進んでいく。

出発後5kmほど緩やかな下り坂が続き、「これだったら昨日無理しても走っておくべきだったかな・・・」と思ったがそれ以降若干の上り坂もあったのでまぁ賢明な判断だったのだろう。
反省するべきは天候が崩れると知っていながらのんびりと朝食を食べていたこと。
この失敗を次の糧にできたら良いのだろうが、食事関係の習慣はなかなか直せないから難しいかもしれないな。

10kmほど走るともう全身ずぶ濡れ・・・唯一、石川先生寄贈のONYONEさんゴアテックスにより体幹が守られるのが救いである。

12kmほど進み、Bovecの町に到着する。
豪雨の中とりあえず明日の日曜日に備えて買出しをする。
アサが買出しをしている時にこの先の地図を見ていて「そう言えばもう急がなくてよかったんだ!!」と思い出す。
幸いこの町にはキャンプ場もスーパーもあるし、こんな雨の中、景色も楽しまず、安全上のリスクを負って走る意味はないだろう、と思い、本日の宿泊を決定する。

走行距離13kmというのは徒歩で旅行していた時の最低14kmを下回る記録だが、まぁ雨に濡れて風邪をひくより良いだろう。

チェックイン後(18E)とりあえずテントを立て、一人0・5Eのお湯シャワーで温まる。
その後テントでのんびり・・・というか豪雨で出れない。

15時頃ようやく雨が落ち着いてきたので一人で散歩兼買出しに出かける。
パンとハム購入。
そしてキャンプ場に戻りのんびり。

17時頃、だいぶ天気が回復したのでアサと2人で散歩に出かける。
スロベニアの町は小さく端から端に歩き回るのも楽で良い。しかも町を囲むように緑の山々がででん、とそびえ立っているのも良い。好きだこの国。

またまたスーパーで買出しをしたあと、カキのジャム、アプリコットのお酒(50%)、ティラミスアイスなども散歩のついでに購入。久々にのんびりと休日モード。豪雨は大変だったが、これはこれで良い日である。
キャンプ場に戻り、晩御飯はスロベニア風の餃子?ピンポン玉大のウガリ生地?の中にひき肉を包んだものなのだが、クオリティが今ひとつ・・・結局ブイヨンとズッキーニを足しスープ風にアレンジする。
その後アプリコットのお酒を飲み、生ハム、ハム、サラミをパンと共に食す。
最近スーパーの肉コーナーでハムをg単位で買うことにはまっている。パックされているものより新鮮で美味しいし値段もほぼ変わらない。

今回のものも非常に美味しかった。

食後コーヒーを飲みながら日記を書きくつろぐ。
明日は晴れると聞いているのだが、是非晴れて欲しい。本日購入したトリュフチーズを明日食べるのが楽しみである。

2012年7月21日土曜日

スロベニア最高度の峠→出来ない子?→川沿いディナー


7月20日

本日の走行距離35km 計2127km

6時半起床
昨日の疲れが多少残っているが予想したよりは軽度である。30代の肉体でもそれなりに進化はしているようである。

のんびり朝からコーヒーを飲みながら朝食を食べたあと、8時ぐらいに出発。

まずはパンとハムを買出し、ハガキを出し、マグネットを購入する。
一カ国ごとに、とアサの希望で続けているが最近のように国の移動が頻繁だと面倒なものである。
諸業務を終え9時頃kranjska goraの町出発。

スタートから上り坂だが、昨日の上りに比べればへなちょこ坂なため軽いギアで少しずつ進んでいく。
今回が一応アルプス最後の峠(スロベニア最高峰)なのでアサは「今回は全部一人で上る、いつも手伝ってもらって出来ない子のイメージは不本意や!!」と意気込んでいた。
たぶん誰も、できないことは思っていないと思うのだが、本人がそうしたいというのであれば自主性を尊重することに。

スロベニアの峠は思ったより整備されており、一定間隔で高度の標識、休憩用ベンチがあるので200mほど上るごとに休憩する。
景色は確かにのどかだが聞いていたほどスペシャルな感じはない。これはドロミテの岩山群を見すぎたせいもあるのだろう。

食事もだが、やはり贅沢なものはあまり連続せず、時おり他のものを挟んだほうが良いのだろう。

途中ロシア教会があり、一応観光地のようなので自転車を置いて見に行ってみたが、まぁ・・・教会であった。

そしてさらにジワジワと高度を上げていく。
スロベニアの坂も突然急勾配になることが多く、その度に全力を出さないといけないが、昨日ほどの極悪なものではないので、ある程度余裕を持って上ることができた。しかも本日はアサが頑張ってくれているので、僕はスロベニア最高の峠といってもほぼ休養日。

のんびりゆっくりと上っていく。
だいぶ峠にも慣れてきて、別に好きじゃないけど特に苦にもならなくなってきた。
休憩ごとになんだかんだとおやつをつまむ余裕があるのも昨日とは違う。

後半、アサに少し疲れが出たものの、「本日はやりきる!!」と気合は十分。
峠のてっぺん付近の景色は綺麗であった。

12時半頃?無事峠に到着し、そこからゆるやかに下っていく。これでアルプス峠越えの工程は無事終わったはず。
あとは平地をシェンゲン以内にトルコに入ることができるかが問題だな。残り、2週間ちょっとで4カ国ほど・・・無理かな・・・

下り坂はなかなかの傾斜で上って貯めた貯金分を一気に吐き出してしまった。

しかし下りきってからの道のりもよかった。なんといっても綺麗な川!!
水色!!本当に綺麗な水色。
これは地層が石灰質のためと、雪解け水が混ざっている影響かな?

このまま気持ちよく進みたいところであったが、本日無理をして頑張ったアサがいささかお疲れのようなので、企画していた、スーパーのある街でトリュフバター(トリュフが名産)とワイン(ワインも名産)を買って優雅な晩御飯の予定変更しSocaの町で宿泊することに。
川沿いにあるこのキャンプ場は設備はボチボチ(Wifi有り)で20E

洗濯等終わらせ、疲れたアサが昼寝中に、日記の更新等を行うがネットは遅いようだ。
最近、パソコン作業を長く続けると頭の中の細胞が疲れてくるので嫌なのだが、できるときにできることを。

晩御飯は、インスタントのブロッコリーシチューと貝型パスタ。
宿で2Eで買ったスロベニアワインを持って散歩し、綺麗な川沿いで晩御飯。
澄みきった川で冷やしたスロベニアワインは渋みは控えめだが飲みやすく、すっきり飲みたい本日にはちょうど良い。疲れきったアサがグビグビ飲もうとするので途中でたしなめる。

食後もオイルサーディンなどをつまみつつ飲む。
そしてアサは案の定、見事に酔っ払う。

夜はアサは21時頃就寝。
僕もなんとか日記のみは無事更新し、23時就寝。明日から峠がない分暑くなりそうだな。明日こそトリュフバターが見つかりますように。

鈍感→異音→ザッハトルテにリベンジ→18%の世界→極限を超えると笑いが出る→興味の幅の狭い人間に


719
本日の走行距離66km 計2092km

6時半起床。
鶏小屋の真横にテントを設置したため5時半頃から鶏たちが鳴いていたそうだが、全く気がつかなかった。最近良い意味でも悪い意味でも鈍感になっている気がする。(自覚症状があるだけに致命的な鈍感ではないと思うが)

結局誰も来ず、貸切キャンプ場として独占して過ごすことができたこの素敵なキャンプ場で朝ごはんをのんびりと食べ(パン、チーズ、コーヒー)8時15分出発。

本日はオーストリアからスロベニアに抜ける峠が待ち構えているので若干気が重いような楽しみなような複雑な気分。
 標高は1100m足らずだが傾斜が18%というところが恐ろしい・・・今までにも短い距離なら18%を越えたことがあるが、峠越えとなるとさぞかし大変なのだろう・・・。
そんなに大変ならば避ければ良いのだろうが、

・僕らの持っているイタリア北部地図に載っているオーストリア→スロベニア国境域の道はかろうじてスロベニア北西部のその峠までしか記載されていない。

・スロベニアの見所のジュリアンアルプスに行くには最短距離になる。
 との理由で峠越えを決めたのだ。


しかし・・・峠まで少なく見積もっても40kmほどある。その距離を走ったうえで峠を上れるかどうか・・・まぁとりあえず行ってみることにしよう。

本日ものどかな自転車道に沿ってひたすら進んでいく。
オフロードではあるが川沿いで平坦な道のため順調に進む。30km先のVillach近くまで1時間半ほどでやって来て、このまま街に入るかと思われた時、僕の自転車から何かが擦れる異音が聞こえてきた・・・

すぐさま荷物を全て外しチェックしてみたものの原因発見できず。
さらにいろいろな箇所をチェックすると、以前も外れた泥除けの裏にあるケーブル止めが外れていた。(大きな問題でなくてよかった)

そして再び走り出し10時半頃Vollachに到着。
この街でオーストリア出国前にもう一度ザッハトルテを食べよう。今度こそ美味しいザッハトルテを食べようと、データのロンプラ情報をしっかりと読み、厳選した店を目指し可愛らしい街の中心にやって来る。インフォで場所を確認し、発見した有名店では美味しそうなケーキが溢れている。
カプチーノ、ザッハトルテ、メレンゲ生地のコーヒークリームケーキを注文。

食べると・・・

美味い!!
これだよ、これ。こういうのが食べたかった。よかった美味しいものが食べれて。

ケーキ休憩でお腹は喜んだが、体は休憩モードになり走り初めは体が重い。

川沿いをさらに走り、若干道を間違え峠越えにようやく入ったのは既に13時半頃。
気になる道のりはとりあえず18%が3・5kmとのこと・・・今までバイクや車で走った時には気にならなかった傾斜だが、たった3・5kmでもなかなか気の重いものである。

しかし1mずつでも距離を縮めていかないことにはスロベニアに入国することができない。
意を決して走り始めると、始めの1kmほどは急な坂ではあるが上れないことはない。これは意外と自分たちの体力が向上しているのか?と思ったがそれは大間違いだった・・・

徐々に上がっていく傾斜・・・

じわじわと時速5kmを切る速度になっていき、始めは息切れしないようにマイペースを心がけていたがそんな余裕もなくなり、というかそんななことをしていたら1mmも進めないような傾斜になってきた・・・

のでペース配分もそこまで考えず、とりあえず300mずつでも上っていくことに。

アサはケーキの食べ過ぎもあり、途中から失速・・・今回ばかりは成長著しいアサでもかなり厳しいようなので手伝いながら上る。

それにしてもなかなかの傾斜である。
発熱してきた筋肉と頭を冷やすため水の使用量が跳ね上がり、水の残りが不安になってきた・・・・

昨日スーパーで買った桃があることを思い出し、水分補給&栄養補給のために食べる。(果物は良い)

休憩後500mほど一気に上ったが、それからは300mずつ、そして300mずつだったのが200m・・・100mとジリジリとペースダウン。

そしてだいぶ上ったあと18%区間残り600mの看板が出てきて「そろそろ傾斜も穏やかになるかな?」とカーブを曲がると・・・


・・・・・とんでもない傾斜の坂道が待ち構えていた。


想像以上の傾斜に思わず苦笑いしてしまったほど・・・人間ある一定の範囲を超えると笑ってしまうようだ。

しかし進まないことには、一旦諦めて戻ってしまえば明日再び挑戦する意欲はなくなってしまうだろう・・・
疲れも出てきたため、待っすぐは上りきれなくなり傾斜を緩めるためにジグザグ走行に切り替える。それでも一度に50~100mがやっと。もう漕いでは上れないアサは必死で自転車を押している。早く上まで行って手伝いに戻りたいのだが、傾斜が厳しすぎて自転車を停車する場所を見つけることすら困難になってきた。

しかも道幅が狭いのでジグザグに走りたくても車がやってくるたびに止まらざるを得ない・・・しかもこんな大荷物を積んでこの峠を走る自転車が珍しいのか、わざわざ横で減速してじっくりと眺めてくる。なかには声援をかけたい気持ちで止まってくれた人もいるかもしれないが、応える余裕がない。
観光バスからはパシャパシャと写真を取られる・・・そんな姿に八つ当たりのようにイライラする。

途中、山から流れ出る水を頭からかぶると、その水が汗で塩辛くなっていた。
しかし、頭を冷やしてから最後のラストスパート。残り600mと書いてあったが、その600mを過ぎてもさらに300mほど上らされる、という事態は生じたがなんとか乗り越え、下り坂が見える位置までやってきた。

ようやく終わったか・・・とホッとしかけたが、峠の頂上を示す看板が見当たらない。
オーストリアは看板ないのかな?それともまだ上るのかな?と不安を感じつつ坂道を下る。少し下ったあと、飲めそうな水場を発見したので水を汲み昼ごはん休憩。

先ほどは暑さと、水分不足と集中力を切らせないので桃しか食べれなかったが、ホッとした今、チーズ、ハム、パンを貪るように食べる。頑張った体へのご褒美である。

食後、スロベニア情報不足から野宿もありうると、水をすっかり組んで再び走り始める。
大きく左にカーブする場所で「曲がり終わったら上り始めたらどうしよう・・・」と2人不安になるが、無事上りにはならず。


「セーフ!!」


と笑顔でアサを振り返り応えた直後・・・次の右カーブを曲がるとまたもや急坂が待っていた。
それもけっこう厳し目の・・・

「さっき昼ごはんを食べておいてよかった」と感じながらヨタヨタと上っていく。今回は数十メートル単位で休憩しながらゆっくり、というかもう刻まないと上れなくなってきている。
アサも漕げるときには20ペダルずつ、必死に漕いで上っていた。

そして今度こそ!!という頂上付近に来たが、相変わらず看板がない(無意味な戦車のオブジェはあったけど)・・・まだあるのか・・・
とがっくりうなだれながら走り始めると・・・


あった!!

小さい看板に1073mと書いてあった。

2人ほっとして一気に脱力。
ほっとして下り始めるとすぐにスロベニア国境到着。

自転車旅5カ国目である。

バックパッカーの時は一ヶ月1カ国ペースだったのに、最近では一週間で1カ国ペース。ペースが上がっているのは何故だろう?人間やればできるんだな。

さらに下ると、町が現れる。
インフォメーションセンターでキャンプ場があることを聞き、スーパー後キャンプ場へ、エコキャンプとのこと21E

敷地内では何かしらの撮影していたが興味なし。

無料ズッキーニがあったので数本もらう
その後一人で写真を撮りに近所をフラフラ。スロベニアも綺麗である。

晩御飯はズッキーニのバター炒め、貝型パスタと茸ホワイトソース。
晩ご飯後、コーヒー休憩をしながら九つどいでいると鹿がやって来た。しかし君にもが興味は無い。
人懐っこく寄ってきたが邪魔。撮影も興味ない動物にも興味ない・・・興味は食べ物と景色だけ。偏屈な人間になっている。

食後、自転車メンテ、日記を書き22時半就寝。