2012年6月23日土曜日

スイス入国→整備された道→物価高→絞りたて牛乳→牧場に宿泊


623
本日の走行距離72.11km 計927km

6時半起床。
アサが起きるまで読書をしながらのんびり。

朝食はパンと蜂蜜とホイップクリームのような食感のチーズ。

朝食後、自転車旅を始めて以来、一度もメールにて近況連絡できていなかったフランクフルトの方々へ簡単な現状報告をキャンプサイトで行う。ただ、日本語不可だし速度遅いしでほぼできず・・・まぁまた今度。どこかで日記の更新をできれば一番手っ取り早いのだが。

スイス人夫婦からスイスは道が整っているから走りやすいし、キャンプサイトもドイツよりは数多くあると嬉しい情報が。ただ値段は高いとのこと。

9時過ぎに出発。

結局1ヶ月半ほど滞在してしまったドイツともお別れ。あと1ヶ月半でEUを抜けることができるかどうかはかなり疑問になってきたが、なるようになるだろう。

スイス入国すると、景色はそこまで変わっていないはずなのに、なんだかスイスらしい風景に感じてしまうのはイメージからなのだろう。

スイスの道は案内も多く、自転車用道路も整っているので非常に走りやすい。
本日は起伏の落ち着いた川沿いコースを選んだから気楽に走れる、と開始10kmほどは思っていたのだが、どうやら多少の起伏はあるようだ。

町に入るごとに100m程度の小さな坂がチョコチョコと出てくるため、ボディーブローのように疲れの抜けきらない太ももにダメージを与えられていく・・・。
それでも川沿いの景色を走っていると、気持ち的には非常に穏やか。

途中、食事休憩を兼ねて昼寝。
疲れもあってか一瞬で意識がなくなる。

スイスではビーチバレーが流行っているのか、公園内に無理やり人口のコートが作られている様子をよく見かけた。
海がないだけに余計ビーチバレーに憧れるのかもしれない。

午後もペースがなかなか上がらない中を少しずつ進んでいく。やっぱり体に疲れがたまっているんだな。
Badenの街でインフォメーションセンターを探すものの、土曜日のため午前中で閉まっていた。

あす日曜日なので買出しをしておこうとスーパーに寄ったのだが・・・・・激高!!
ドイツの倍ぐらいの物価になっている・・・高いとは聞いていたが、本当に高い。
とりあえず目に付く半額商品を買い漁り週末の食事分はなんとか確保する。
通貨の価値がよくわからないからはっきりとは言えないがおそらく高いはずだ。
今後大変そうだな。

購入したシュークリームもどき(高い分美味しい)を食べながら自転車乗りの人にキャンプサイト情報を訪ねたのだが、この辺にはないとのこと。
時刻はすでに16時、そろそろ目処をつけておきたいな、と思いながら走り続けると、公共の水場を発見。

ちょうど隣に牧場があったので、この水は飲んでも大丈夫なのかを尋ねると、「スーパー美味しい水だ」とのこと。
その水(臭みもなく軟水で美味しい)を汲みながら牛小屋の方を見ていると、牛乳を買いに来たギャルたちの姿が。

ほほう・・・美味しそうだ。

欲しいものにはお金を出すの基本方針通り、言葉が通じない(スイスもドイツ語なまり圏)中でとりあえず牛乳が欲しいことを伝える。

すると、1・5lのボトルになみなみと搾りたて牛乳を注いでくれた。金額は2スイスフラン(180円ぐらい?いくらぐらいなのか正確には不明)味は余計な味が混ざっておらずナチュラルで美味しい。
牛乳を飲みながら、1歳児程度のドイツ語でキャンプ場がこの辺にないかを尋ねると、2kmほど戻ったところにあるとのこと・・・。

戻るのは嫌だから先にないかを聞くと「30km先にはあるとのこと」

・・・う~む、ちと遠い、でもそこを目指すしかないかな・・・と考えていると、突然、「なんなら家の敷地に泊まっていくか?」とご主人の言葉が。

ドイツ語だったので正確には把握できておらず、自分の願望がそういう風に聞こえさせたのかな?と思いながら「ここに?」と尋ねると、フランス語で奥さんのアンネ・マリーンが「イシ(ここ)」と答えてくれた。

そう言えば、スイスはドイツごとフランス語が混ざってると聞いた記憶があるので「フランス語でOK?」と尋ねると、「少しなら」とのこと。
そこで2歳児程度のフランス語力で「今日ここに泊まっていいのか?僕らはここに泊まってよかったらものすごく嬉しい」と伝えると。
「問題無い、裏の敷地にテントを張ってくれ」とのこと。
ありがたくお言葉に甘え、本日の宿泊場所決定。

体も疲れていたし、ありがたい。

テントを張り終えたあと、シャワーも使わせてもらい、晩はスープを作ってのんびり食べる。
牧場の人には親切な人が多いな。

21時半就寝。

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