2012年7月6日金曜日

イタリアに辛口→安全第一→人の親切を当てにしてはいけない→久々野宿


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本日の走行距離93km 計1512km
5時半起床。
コーヒーを飲みながらネット。
本日アサがお疲れのため9時にようやく出発。
良い感じで曇天なので景色はイマイチだが非常に走りやすい。
とりあえずひたすら湖沿い。
コモ湖もマジョレ湖もわざわざ観光としてくるほど綺麗な湖ではなく、その周囲の高級ホテルでセレブな気分を味わうことができるのが魅力なのかもしれない。
イタリアの自然に対する評価は今のところ非常に辛口にならざるを得ないが、それはスイスの直後であるからかもしれない。
20kmちょっと走って湖沿いで休憩。パン、グリッシーニにNUtera(チョコヘーゼルナッツ)の偽物を大量に付けて栄養補給。
そして再び出発。
イタリアは小さな村があまりないのか、どこを走っても建物や人が目に映る。
このあたりは日本と同じ(日本の方が凄まじい)なのだが、やはり旅人としてはゆとりある国の方が好きである。
途中、銀行で手持ちのスイスフランをユーロに両替。計算すると、スイスは2週間ほどの滞在も2人で310Sしか使用しなかったようだ。
あれだけ楽しんでこの費用で済んだのはペーターたちのおかげであろう。
40kmほど走りようやくコモ湖脱出。
ここからは国道一直線。
・・・のはずがあまりに大量のトラックにアサが不安を感じ道変更。少し遠回りして安全な道に。正直個人的には国道で全く構わなかったのだが、相方に不安を感じさせて走っていたのは反省である。
買出し後、さらにひたすら走り、70km地点ぐらいで昼ごはん。
本日はパンとゴルゴンゾーラ。
簡単な昼食後再び走り、16時頃キャンプ場があるSondrioに到着。
雨が降ってきたので雨宿り後キャンプ場を探すが・・・ない・・・
道行く人や店の人に聞いても無いとのこと。どうやら丘の上1000mほど上った場所にあるとのこと・・・・すでに85kmほど走り今から峠はキツイ・・・それもただ宿泊するために・・・
仕方なく路線変更で久々の野宿場所探しをすることに。
しかしその前に、水が底をつきかけていたのでスーパーで1・5l3本購入する。
食料は我慢できても水がないのは死活問題。
買出し後、川沿いの広場で晩御飯作成。
本日はレトルトのハンバーグと、パスタ生地に肉を包んだ、イタリア風餃子みたいなもの。(味が薄かったので野菜ブイヨンを追加し水餃子風にする)どちらも美味しい。
満足の食事であったが、本日の宿泊先が決まっていないのでリラックスできない。
近所の人に聞くと、「この広場にテントを張っても大丈夫なのでは」との意見が出てきた。そうしよう。
 と、思っていたところへ、路線マニアのおじさんがやってきて、日本の飛行機や新幹線と一般の電車のコネクションはどうなっているのか教えて欲しいとのこと。
「あまり知らないんだけど多分良いんじゃないかな?」という小学1年生並みの答えで打ち切ろうと思ったところ、次々と追質問をかぶせてくる・・・いや、知らないって・・・
10回ほど「よく知らない」と繰り返し、ようやく「こいつはよく知らないんだ」と理解してくれた。
話が終わったので、おじさんが出発したらテントを張ろうと思っていたところ「今日はどこに泊まるんだい?」との質問が来た。
 「まだ決めていないけど、とりあえずもう少し走りながら探してみる」と無難にこたえておくと・・・「僕が調べてあげよう」と意気揚々と警察に電話をし始めた・・・・
結果、「この辺にキャンプ場はないらしい・・・野宿はこの国では禁止みたいだからホテルに泊まるしかないね」とのこと・・・
警察に連絡されると、ここでの野宿は危うい・・・のでおじさんにお礼を言って別れたあと(親切心でしてくれたことなので・・・)別の野宿場所を探す。
しかし、すでに90kmすぎており、いまさら遠くまでは無理なので、田舎道を中心に探す。途中アサが泥道でこけるが怪我は無かったようだ。(気をつけないと)
その後、全く野宿に適した場所が見つからないので、Chiuro手前の小さな村で「迷える子羊のための教会にお願いしよう」と教会の管理人と思われる家族の家に「教会の芝生にテントを張っても良いか」確認してみようとインターホンを鳴らしてみたのだが、インターホン越しに「力になれないわ。ごめんなさい」と言われ終了。
 世の中そんなものである。というか僕らの都合で勝手に走り回っているので人の行為ばかりを当てにしてはいけないということだろう。
ので、自力で。勝手に川沿いにテントを張る。
今日の場所はあまりにも人目につきやすくよくないのだが、これ以上進むと大通りになってしまうので無理やり決定。誰か来たら移動することにしよう。
日記を書いて21時就寝。

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