2012年6月20日水曜日

タイヤの外し方習得→可愛らしい町→コーヒーをご馳走に→坂道地獄→田舎に泊まろう


620
本日の走行距離29.28km 計745.36km

6時半起床。
雨がたいそう降っている・・・・

本日は休養日にしようと決めていたのでアサを起こすこともなく、スイス情報を調べたり、日記を書いたりして過ごす。

パン、蜂蜜、チーズの朝ごはんを食べ終わってもまだ雨・・・
仕方がないので自転車のメンテナンスをしながら雨が止むことを待つ。その間に、キャンプ場のスタッフからタイヤの外し方を教えてもらい、これでパンクが起きても一安心。

11時頃ようやく雨が止んだので、急いで片付けを行い12時に出発。
まずはstaufenの町により観光を行うことに。ここは昨日通りかかった時に可愛いらしい町だな、と気になっていた場所。
今日はゆったり走っても目的地のLorrachまではたどり着くだろうとゆっくり観光。建物もフランス的でなんだか今まで回ったドイツの町の中で一番特別な雰囲気を感じる。

観光を終えて、パン屋でパンを購入していると、地元のおじさんから「コーヒーをご馳走してあげるから飲んで行きなさい」とありがたい申し出が。
ありがたくコーヒーを頂戴していると、たまたまスイスから旅行に来ていた老夫婦から、「私たちの村に来ることがあればぜひ訪ねてくだされ」と住所を頂いてしまった。

行けることができれば是非立ち寄ってみたいが、今のところスイスの地図がないので場所がわからない・・・・縁があれば訪ねさせていただこう。

おいしいコーヒーでのんびり休憩のあと、いよいよ出発。すでに13時。
本日も出だしから若干道に迷うが、本日は距離も短いので大丈夫。
途中ワインの産地らしき村を通過しながらのんびり気持ちよく走る。


が・・・・世の中そんなに甘くない。


突然、急勾配の(僕らにとって)上り坂がやってきた・・・とりあえず一つ目を無事越えたのだが、すぐさま次の坂・・・アサはここで音を上げる・・・

昨日の疲れも残っているだろうから仕方がない、ととりあえず僕が坂を上りきってから坂道を下り、アサの自転車で上るという作戦で進むことに。

が・・・ここから始まる坂道地獄はなかなか大変であった。
降るぶんには斜度16%でも問題無いが、上るとなるとこれが大変・・・荷物を大量に積んでいる分、ペダルが重い・・・しかも疲れたからといって押して上るのも余計にきつい・・・つまり筋肉にプルプル訴えられようが、上らなければ前に進めないのである。

しかしまだまだ続く坂道地獄・・・下りは時速43kmを記録するほど高速で。上りは時速7~9km・・・前になかなか進まない・・・・

途中野生のサクランボがふんだんの木を発見したのでビタミン補給のためモリモリ大人食い。
そして再び走り始める。

長い坂道の途中で一旦自転車から降りてしまうと、そこから漕ぎ始めるパワーがなく、押して上る羽目に・・・。

17時頃、本日の目的地の半分程度のmullheimで買出し。
そして再び走り始めるもまたもや坂・・・

今後もこの調子で坂があるのであれば、本日中にLorrach到着は難しい、もし着いても疲れを貯めすぎると故障等の原因になりかねるので、緊急家族会議の結果、「農家の人にお願いしてテントを敷地に腹してもらおう」という案で決定する。

ちょうど坂の頂上あたりに素敵な農家を発見したので、声をかけてみると、旦那さんが出てきてくれた、英語が得意な奥さんに事情を伝えると快く、敷地を提供して下さった。いや、ありがたい。
敷地内は町を見下ろせる素敵な場所。馬を飼い、犬を飼い、農作物を育て、蜂蜜を作り、鉄鋼の仕事も行なっている、ヤークとハイケ夫婦に娘のソフィア。

素敵で優しい家族である。

テントを建てていると、シャワーも使っていいわよ。とありがたいお言葉が。
疲れた体に温かいシャワーと心が染み入ります。

夕日と下方に見える町を眺めながらパン、チーズ、ハムで晩御飯。
こういう疲れている日にこんなに安らげる場所をご提供していただき感謝感謝である。

人懐っこい飼い犬が、遊びにやってきて、僕らの敷物を独占。僕も負けじと座ると、今度は僕の上に座ってきた。
犬好きだからとても可愛いのだけど、できればシャワー後はやめていただきたい。

でもこんな場所で犬のいる生活。羨ましいな。

22時、夕日が沈むと共に就寝。

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