2012年10月24日水曜日

豪胆メンタリティ→V字旅行→食べ物は暖かいに限る→黒海到着




10月11日
本日の走行距離66km 計6159km

6時過ぎ起床。
大きな国道の真横でも堂々と眠ることができる豪胆な(鈍感な?)メンタリティの夫婦になってきている。

起床後、テントをぱぱっと収納し、野宿していた痕跡を消し去る。そうしてからあたかも「今通りかかって休憩中してるだけなんです。」という表情で堂々とクッキーと野菜で朝食をとり、昨日のオフロード走行で粘土質の泥がギアにこびり着いた自転車整備を行う。

ドイツからここまで連れてきてくれた自転車君たちには頭が下がりっぱなしである。
整備後8時前に出発。

早速トンネル抜ける道だったがさきほど手先器用なアサによって修復復活しった電灯のおかげで快適安全な走行。

トンネル後は、大きな川を横に見ながら小さく上り下りする道のりを走る。
途中野宿できそうな場所もあるにはあったが、けっこう微妙な場所が多かったのでやはり昨日宿泊はあれでよかったのかな。

28km走りBorckaの町到着。
バス停付近で発見した、映画かもめ食堂みたいな雰囲気のシンプルだが女将がせっせと働いている食堂で
・豆スープ
・パン
・チャイ
2人分で計6L270円)

しばし休憩したあと(お客のひとりから胡桃をもらった)スーパーで買出しして出発。

スーパー近くの学校で珍しく「チンチャンチョン」攻撃の少年がいたが一人だけで、それを嗜める友達の姿があったので許す。

トルコにもごく希に、僕らを茶化すことで笑いを誘おうとする輩がいるが(若者ばかり)頻度としては非常に少ないし、そこまで悪意があるわけではなく若気の至り的なものな気がするのでいい気はしないが、アフリカの時のようにわざわざ相手の正面まで言ってガミガミ言うことはやめている。

本日は峠越えのよう、「600mちょっとだけだから余裕!!」という考えだったけど以外にしつこい・・・昨日までの2日間の疲れが少し残っている(下り坂中心だったのに何故???)のも手伝いペース上がらず。

まぁ、本日は60km程度の黒海沿いの街で宿泊予定なので慌てることはない、とじいさんのように茶畑を見ながら進む。

曇天なのにけっこう暑く感じるのは3日前より1500m以上下ったためだろう(100mで0・7度下がるとすると10度以上気温が上がっているはずだ)

峠には12時半ごろ到着、黒海が峠から見下ろしながら、「トルコは横断するはずだったのに、いつの間にかV字に縦断往復しちゃったな・・・」と苦笑い。
でもその寄り道のおかげで楽しい日々が遅れたので遠回りも無駄ではなかった。

黒海を眺めながら先ほどの街で購入したケバブを食べようとすると、自転車を停めていたTrafic Policeの職員がやって来て「中でチャイを飲んでいくか?」と誘われる。

お言葉に甘えて綺麗な室内にはいりソファーに座ってチャイを飲みながら世間話。
この辺りでは来月から雪が降り始め2ヶ月後には背丈以上に雪が積もるとのこと・・・これはグルジア→アルメニア後にトルコに戻ってくるのは難しいか・・・

会話をしている途中で「そういえばさっきケバブを食べようとしてたが食堂で焼いて食べるか?」と言ってケバブを焼かせてくれた。
やはり食べ物は暖かいに限る。
「トルコは人が良かったけどグルジア人も人が良いのかな?」の質問に、しばし3人でゴニョゴニョと話し合ったあとに「いいんじゃないかな・・・」と微妙な返答。

お礼を言って出発したあと、一気に海を目指しての行なのだが、かなりの強風!!
風が強すぎてカーブの度に対向車線に吹き飛ばされそう・・・

そんな中を15kmほど一気にに下り14時半ごろHopaに到着。
本日はトルコ最後の日なのでホテルに宿泊することに。
2軒覗いて、高い方60L(2700円)で朝食、WIFI、トイレ、シャワーつき、オーシャンビューのウジュズホテルに決定。
洗濯とネット後、晩ご飯は海沿いなので久々の魚を堪能。
といっても揚げだったが・・・繊細な和食の魚が食べたいが、今の自分の味覚で繊細な味を堪能できるかは自信がない。

アサが訪れた国で集めているビール瓶の蓋のためビールを買う。トルコは酒税が高いため4・5L(210円)もした・・・

ホテルに帰り日記を書き始めたが、書くことが多すぎて大変である・・・・

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