8月6日
本日の走行距離82km 計2996km
5時半起床
朝ごはんはクッキーをつまむだけにとどめてみた。
それでも出発は7時。
会計をしようと「宿代に昨日の晩ご飯を含めていくら?」と聞いてみると、始めは何のこと?との顔。
「あぁ・・・じゃあ2000L(15E)で」と適当。どうやら昨日のビールなどは好意であったよう。そう思いつつもどこかで疑う気持ちを無くせない自分の猜疑心が悲しいが、”全てを信じる”ということも2人で旅している責任上なかなか難しいのである。いや、一人旅でもたぶん僕は信じつつもどこかで疑っているのだろう。
出発後は向かい風。でも「本日は3km上るだけであとは下りだから大丈夫だ」とキャンプ場のオーナーから聞いていたので余裕を持って走る。
10kmほど走るといよいよ上りが始まる。だが500mぐらいで終了。
???聞いてた話と違う、まぁ短かったからいいか。
と走り出すと、しばらくして再び上り坂・・・
???・・・
その後も小刻みにアップダウンが続く・・・
20kmぐらいでLibrazhdという大きめの町。アップダウンで疲れたし、朝ごはんが足りなかったのかお腹がすいたのでカフェ休憩。(ちなみに本日8月6日は結婚式を行った日。なので多少の贅沢はOKとなっている。)
ただカフェは本当にコーヒーだけしかない・・・近くも売店しかないのでしかたなく菓子パンで我慢する。
この町で昨日であったフランス人チャリダー夫婦と再会。(彼らは一足先に出発)
その後も、「あれどこが3kmなんだ???」と思いながら延々と続くアップダウン。
途中、店先の日陰で休憩。
店のおじさんが今日は「42度あるそうだぞ!!」と言ってきた。どうりで暑いはず。
そして50km過ぎた辺りから急激なのぼり・・・暑い中大変・・・。
そんななか2人の小僧どもがついてくる。
「おそらくバクシーシ目当てだな・・・」という感じだがなかなか本題を切り出さずに世間話しながらついてくる。
まぁ世間話なら話しながら走ることは出来るので相手をすることに。
アサは暑さのため、話す余裕はないようだ。
後ろで子供らと走りつつも、アサが子供らに対してイライラしてきているのを感じたのでアサを先に行かせることに。
アサと500mほど離れたところで僕もダッシュし、子供たちを引き離しにかかってみたのだが、子供たちも全力で走り追いかけてくる(笑)
なかなか面白い。
彼らが諦めかけた時、前方のガソリンスタンドでアサが燃えつけているのを発見し、笑顔で再び追いかけてくる2人(笑)
いや、別に追いかけてきてもいいけど本当にうちらは何もあげないよ。
そして追いついたところでバクシーシ攻撃が始まる。
彼らからしたら、これだけ頑張ったんだから、とのことなのかもしれないが、僕らには僕らの方針というものがあるので拒否。
しかし彼らは離れることなく、僕らがスタンドのおじさんと会話する様子を離れてみている。
そんな中で出発。
「ついてきてもいいけど本当に何もあげないよ」ときっぱり告げる。こういう時は揺らがない気持ちで伝えるのが良い。変に期待させるのはよくない。
再びついてきそうだったのでアサを先に行かせ、子供らと会話しながら、進むことに。
スタンドのおじさんとの会話を聞いていたようで「サッカーしてたの???」と聞いてきたので「うん、マンチェスターUに所属してるんだ」というと、「いや、見たことない!!」と一瞬でばれる。
が、まぁバレルということはサッカーの試合をテレビで見たり出来る環境にはいるのだろう。
「僕らはこんなにボロボロな服なんだから何か頂戴!!」と言ってきたので、自転車用の指なし手袋を見せて「いやいや、僕の手袋なんて穴だらけだぞ!!」というと、「それはそういう手袋だろ!!」と的確につっこんできた。(うむ、スポーツ用品についての知識もありだな)
途中からバクシーシ中心になってきたが、彼らとの会話結果、その辺の悪ガキということが判明したので「君がバイクくれたら自転車あげるよ」とか「きみ40歳ぐらいでしょ?いい大人なんだから自分で働きなよ」など冗談を交えながら進んでいく。
彼らも、途中から「この人絶対にくれそうにないよ・・・そろそろ引き返す???」などと相談している。
彼らが弱気になった瞬間を見て、再びスパートで引き離し、「バイバイ」と手を振って別れる。
いよいよマケドニアに近づいたがまだアルバニアのお金余っているので昼ごはんを食べる事に。昼からビール、ビフテキ、サラダ。計1000L
そして14時に国境を越える。心配していたスタンプは全く問題なし。というか今回も「スタンプ押して」とこちらが言ってはじめてスタンプを取り出す始末。
マケドニア側もあっさり。
マケドニア入国後はひたすら下る。キャンプ場もマークすぐ見つかり、一安心したのだが、看板が不明確だったため2度も下らなくていい坂道を下り、上り、下り、上る・・・。
小僧との無意味なデッドヒートもあったため足に来ているのに・・・
到着したオフリド湖沿いのキャンプ場は場所と値段は良いが(10E)人口密度が多い・・・しかし選択肢は他に無いので決定。
テントを張った後、湖で泳ぐ。世界で2番目に綺麗と聞いていたが、藻がいっぱい・・・何基準なんだろう?しかし小魚は多く魚に足つつかれる(汚いのかな?)
晩ご飯食べに行こうとキャンプ場を出かける際に、キャンプ場の犬、ガロに「お前も行くか?」と日本語で声をかけたのが何故か通じてしまったようで、一緒についてくる。
「ラブラドールのでかい犬を紐も無しで散歩してよいものか?」とキャンプ場に人に確認すると「大丈夫」とのこと。
すっかり僕らの犬のようについてくる。
晩ご飯は有名だと聞いたオフリド鱒。まぁ普通の魚であった。ビール2本と込みで10Eぐらい。
帰りにビールとスナックを購入し湖前でのんびり食べる。
温度もよく、静かな感じが素敵で、手放しで褒められるほど綺麗ではないが何故か落ち着く場所である。
夜は敷地でネットと日記。明日はオフにすることに。
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