一手間かけましょう→見所は観光客？→不幸な歴史を美化すること→苦労は買ってでもしろ→胸を見せてもらって謝られる義理はない→いまいちディナー

７月２９日

本日の走行距離0km　計2460km

7時半起床。

昨日食べきれなかったリゾットと言う名のバターお粥を個人的にアレンジ。ひき肉とキャベツ、野菜ブイヨンを投入し、無事食べれる味にして食す。

「なぜ一手間かければ美味しく食べれるのにそれをしないのか？」食に関する興味の度合いが違うのだろうか。

朝ごはんを食べ、アサが起きてきたあと、その朝食にも付き合い、9時頃？出発しドブロヴニクの旧市街観光に出かける。

旧市街まではおばちゃんがGood　Locationを連発するから近いのかと思いきや徒歩15分ちょっと。まぁ2人で2500円ほどで観光地までその値段であればGood　Locationなのかもしれない。

たどり着いた旧市街・・・人が多いっす。

見所は観光客？と思ってしまうほどの人口密集度。ハイシーズンの日曜日だからとりわけ多いのかもしれない。

まぁせっかく来たので観光。とりあえずブラブラ。白い石を積み重ねてできた建物に赤茶色い屋根がトレードマークのドブロヴニク。

なんか見たことある街だと思ったが、モロッコ北部の青い町やスペイン南部の町などに似ている。ようするにアラビア文化が入っているということなのだろう。

ヨーロッパ国内で、異国感を感じるアラビアデザインの美しさと、20年ほど前に攻撃を受け崩壊した歴史からの立ち直りがここドブロヴニクを本来の価値以上に高めているのかもしれない。

人は不幸な歴史を乗り越えた経験を美化する傾向にあるので。まぁそれはそれで良いことなんだろうけど、僕はそのような歴史を別に美化して欲しいとは思わない。

街観光の印象は、アサは「好き」。僕は「人がいなくて暑くなければ好き」という評価。

実際、街自体は観光地化をかなりされていることもあり綺麗に仕上がっている。異国情緒もそれなりに出しており、日本から短期で回るにはまずまずお勧めできる場所である。

が・・・人多し・・・・僕は歩くときに普通に歩けない場所は苦手、そして止まってても汗をかくところが苦手、という極めて苦手ジャンルの多い人間。

観光はそれなりにして綺麗な街だな、と思う半面苦手ジャンルが目に付くのも否めない・・・秋口の平日に来たらもうすこし評価はちがったんだろうけどな。

いったん旧市街を離れ1000円ちょっとするみなさんのおすすめスポット城壁めぐりも人が多すぎて却下し、丘の上に登ってみることに。

ドブロヴニクのイメージとして海からの写真か、上から見下ろした写真が浮かんだので、海からが失敗した現在、登るしかねぇ・・・となったのである。

ロープウェーを使えば早いのだが、ぼくら２人はどうやら最近の文明を使うのが苦手なのか、観光地でバス、電車、ロープウェーなどを使わずに歩く傾向がある。

これは節約志向が大きなうウェイトを占めているのだろうが、本能的に苦労してからの景色が素敵なことを知っているからかもしれない。

それは空腹の際に食べる食事の美味しさや、喉が渇ききった時に飲むビールのうまさと同じこと。人は苦労することでようやく日常のありがたみに気がつくのだろう。

展望台からの景色はまずまず良い。ここで写真を撮り、やっぱり綺麗なところだね。という感想で落ち着く。

その後一旦帰りネットと休憩。

共同のトイレが空いていたのでトイレに行こうとすると、もうひと組のお客の若い女性がが胸を全く隠さずにむだ毛処理を行なっていた。

やや驚き互いに「sorry」と言い合ったが、別に僕は謝られる義理はない。なんせ、お金も払っていないのに胸を見せていただいただけなのだ。

クロアチアではヌーディストビーチというか普通のビーチでも胸を丸出しで泳いでいる女性らがちらほらいるし、あまり胸に関する羞恥の念はないのかもしれない。よく考えればただの脂肪だしね。

色欲の点で思い出したが、日本にいる時、エスカレーター等で不意に前の女性のパンツが見えそうになると、本能的に「おっ！！」と思うことがあった。

しかしよく考えればただの布切れが見えて「おっ！！」と思うのであれば下着コーナーを徘徊すればいいだけの話なのだ。

男性とは悲しいサガを持っているのだな・・・と思う今日この頃。

夕方から散策するはずがアサのネット心に火がつき出発は20時に・・・結局、夕日は見れず、夜景も旧市街なのであまり電気がついておらず・・・

仕方がないので旧市街に散歩に出かけ、マグネットを購入。

せっかくのドブロヴニクなので食事も少しは贅沢しよう！！と目をつけておいたレストランへ行くが満席・・・しかも10人ぐらいまだ待っているようだ。

ヨーロッパでは並んでまで食べないと聞いた記憶があったが、観光地は別なのだろうか？行列するほどの味なのか気になったが、お腹も空いたし眠くなってきたので（すでに21時半）違う場所で食べることに。

しかし・・・イマイチ・・・白ワインは透明感がなく、変に濁った味。

海鮮リゾットはリゾットというかトマトピラフ。

個人的には海鮮をメインに使いたい時にはトマトは避けて欲しいと思っている。どうしてもトマトが主張しすぎてしまうのが気になるのだ・・・味付けも微妙・・・これなら自分でも作れそうである。よくこれでお金がもらえるものだ。

イカのグリルは素材の品質がモノを言うだけにさすがに美味しかった。

まぁ結果的には気持ちよく酔えたし、「観光地で食べておいた」という経験にもなったのでそれはそれでよかったのかな。

22時半に旧市街を出て2３時に宿に戻る。日記を書き就寝。1時