2012年8月26日日曜日

トルコ入国→可愛い子供たち→無法地帯の言語倉庫→行列のできるトルコ料理屋→断水→日本アピール




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本日の走行距離67km 計3839km

8時半起床後、本日は少しのんびりクーラーの効いた部屋でのんびりとし、10時出発。

スーパーで残ったブルガリアLを使い切ろうと思ったが必要なものが何もない・・・
それならば仕方ない・・と走り始める。

走り始めてすぐ高速道路に迷い込んでしまったようだが入っちまったものは仕方がないので高層道路を時速22kmほどで18km程走り、スタンドにピットイン。炭酸水を飲みながらしばし休憩。

その後さらに走り国境近くの町まで走り再びスタンドにピットインし、コーヒーを飲む。

従業員の人と話をすると、どうやらここからギリシャまではほんの数キロのようだ。しかし、なぜか僕らは全然ギリシャに興味がないのでまた今度行きたくなったら訪れることとする。

国境手前の商店でバナナなど買い出しをし、両替しようと思ったのだが、両替商は何も言わずに端数を切り捨てようとするので(50円ほどだが・・・)端数分でクロワッサンを購入してからきっちりと両替する。

ブルガリア出国はスムーズに終わり、係員からは「パキスタンまで行かないのかい?」「こんな暑い中走るなんてクレージーガイズめ!!」と言われたが、悪意は感じなかったので「やんちゃ少年(中年)め!!」という褒め言葉なのだろう。

そしてトルコ入り。

自転車での国境越えは基本的に自動車レーンに並び自動車と同様のチェックなので、荷物検査の順番も律儀に待っていたのだが「あなたたちは行っていいわよ!!」とのお許しが出たので荷物チェックなしで通過。

トルコ入国後は最寄りのEdirneまでひた走る。

15時半頃街に到着したのだが、急激に街の中の車の数が増えた・・・これはウロウロせず早めにホテルを見つけよう!!と目に付いたペンションで交渉開始。
言い値50L(交渉後40L)約2000円、ダブルベッドと、シングルベッド、冷蔵庫にキッチン付きでこの値段は良心的だが。綺麗だが断水中・・・

トルコリラが無いのでATMでお金下ろし、宿で休憩するというアサを置いて一人で散歩。10年ほど前の旅行の時から「いつか行きたい」と思っていた憧れのトルコだったのでちょっとテンション上がる。多分、10年前とは雰囲気が違うだろうから過大な期待は禁物だとわかりつつも、何か素敵な光景が隠れているのではないかと、やり手スパイのように、人々の行動を熱心に観察していたのだが、そんな僕に「うぇるかむ」と可愛らしい挨拶をしてくれる子供たちが。

さらには「マラハバ!!」と声をかけてくる子供も、うんうん、「シカモー!!」と応えてから、いや、何か違う・・・確かスワヒリ語では「マラハバ=元気じゃよ」「シカモー=お元気ですか?」だったはず!!なんだ、可愛い顔していきなり上から目線か!!

と・・・思ったのだが、宿に帰りインターネットでトルコ語を調べると、「メルハバ=こんにちわ」のようだ。


なるほど・・・


今までに中途半端に頭に放り込んだ語学知識を整頓せずに無造作に放置した結果、頭の中が言語の無法地帯になってきており最近どの言葉がどの国の言葉だったのかわからないようになってきている・・・

一度きちんと整理して、今後使わない言葉は頭の中から抹殺しないといけないな。

散歩中にトルコ全土の地図を120円で購入。これでトルコの大まかな雰囲気は確認できる。

汗をかいての散歩後、シャワーを浴びれるかと思ったらまだ断水・・・
受付で確認しても「あと20分・・・」とその場しのぎのごまかしを・・・なんだかこのわかりやすい嘘に懐かしさを感じてしまう・・・アジアが近づいてきたな。

多分まだ時間がかかると踏んで外食に出かける先ほどの散歩で人が群がっていた店に並んでみることに。近くに数十件のレストランがあるのにここだけ行列、安いのかうまいのかなのだろう。

20分ほど並んでいると、食事中のおじさんが「こんにちは」と日本語で話しかけてきた。どうやら20年ほど前JICA関係で働いていたらしい。
ほぼ日本語は忘れているそうだが、英語も堪能でおじさんにこの店のおすすめを尋ねると「レバーを揚げたものだ」と言う。確かにみな同じものを食べている

ようやく席が空き、1人前と半人前を注文。
レバー揚げ、付け合わせに揚げたチリ、チリのピクルス、トマト、玉ねぎ、パンがついてきた。
レバーは臭みがなく、美味しい、油もきれいに切ってありギトギトしていない。
店内には有名人の写真がズラリ、誰なのか一切わからないけど。大阪の新世界の店に入ったような懐かしさがある。

美味しいご飯に腹一杯で満足の帰宅をしたのだが、まだ水シャワー出ていない・・・
ほかのお客も受付で待っている。
さすがにクレームを言うと謝罪替わりのチャイが出てきたので許す。

20時頃シャワー復活したのでシャワーを浴びてほっと一息。

ネットを使用してトルコ語の必須フレーズをメモしたあとは「神々の山嶺」を読みながらのんびりすごす。
この本は僕のお気に入りの本のひとつで男臭い本だが描写が正確で自分が山に登っている気分になる。

寝る前にブルガリアであったトルコ人から「親日の国だから日本人であることを主張したほうが良い」と助言を受けたことを思い出し自転車の前カバンに手作りのトルコ&日本ステッカーを控えめに(5cmぐらいの大きさ)貼り付けてみた。
23時半就寝。

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