2012年8月21日火曜日

ニーズの不一致→面白く書かずにすいません→Camino仲間→新たな野望は押し入れにしまっておく→123km


819
本日の走行距離123km 計3616km

7時半起床
8時半から朝ごはん

今日もすごい人だ・・・嫌なのだが、悪いのは彼らではなく、自分に合わない場所に宿泊している僕らなので、他の人に不快感を与えないためつまらなそうな表情をしないように気をつける。

なぜこんなに旅行者で溢れかえっている宿が優良宿なのか・・・と思ってしまうが、値段的には高くない(安くもない)し、レセプションの人たちは英語が堪能でフレンドリー、そして多くの旅行者が今までに利用したという実績がある。

よくよく考えるとそれほど美味しいわけではないのだが、値段的に高くなく、味も一定のレベル内に収まっているので安心して食べることができるマクドナルドに人が集まるのと同じ現象なのかもしれない。

自転車で旅する今はホテル探しも「最悪野宿すればよい」という開き直りもあるからそこまで大変ではないが、バックパッカーで旅していたときは実に宿探しが億劫だったのである、そういう時に”余計な心配せずに宿泊できる宿”がある。
これがHMの優れた点なのであろう。

だから僕が評価しないから悪い宿なのではなく、蕎麦が食べたい時にハンバーガーを注文してしまったから、という単純なニーズの不一致によるものだ。(もちろん注文した僕らが悪い)

HMに70代ぐらいの日本人ご夫婦が宿泊していたようで朝食を食べに来ていたので挨拶をする。
この大勢の旅行者の中に宿泊できてるなんてすごいなぁ・・・と感心してしまった。

一旦荷物を取りに戻り、10時前に出発。
ソフィアを出るまではひたすら交通量の多い国道。
その後、小さな峠を越えたあとは、小さなアップダウン→下り、と本日道のり的には非常に楽。

のでぼんやりいろいろなことを考えて走る。
普段、走っていることは宿についた頃には忘れているのだが、覚えていることは書き留めたほうが良いかなと感じることがあったので今後走行中のぼんやり考えたことも忘れないように記すようにしていこう。

というのも昨日読んだ「論理的な話し方」という内容の本で「まとまりのない内容の面白くない文章は悪だ、読む意味がない」的なことを読んでドキリとしたのである・・・


現在14ヶ月もの間、日記を書き続けているのだが、おそらく・・・面白くない・・・


読み返したこともないし今後読み返すこともないと思うのだが、はっきりいってよほど、何か面白いことがあった日や気分が乗っている時以外、一生懸命書くことはほとんどしていないので(日記を書くために旅をしているわけではないんだ!!と声を大にして言い訳したい・・・)完全に手抜きの文章なのだ・・・

前述の批評家がもし読んだらどんな罵声をあげられることやら・・・と恐ろしくなる。
「単なる日記だから・・・」との言い訳も可能だが、ブログとして人様の目に見える場所に掲示してしまっている以上、そんな言い訳は通じないのだろう。

しかも作家の人の作品が面白くないのは単に作品とその人の力量の否定だが、僕のように日記が面白くないとなると、力量はさておき、僕自身の人生の一部までもが全否定されることになるのである。

「君は身銭を削って2年4ヶ月もフラフラして結果、その集大成がこれですか・・・ふ~ん・・・」ってなことになりかねない。

それに比べて昨日読んだ、三谷幸喜のエッセイはやはり選ぶ言葉遣いも秀逸で「いやはや面白い」と感心した。

”僕も少しは気持ちを入れて書かないとな・・・”との内容をスナック菓子片手にベッドで横になったまま書いている・・・本当にみなさんすいません。

何度かガソリンスタンド休憩しながら進んでいると、犬を連れて荷台を押しながら歩くおじさんに出会った。
おじさんは僕らも歩いたCAMINO de Santiagoを歩き、その後さらに歩き計5000kmを歩いて強者であった。(スペイン→ポルトガル→~→トルコから戻ってきている途中)なんだか同士に会った気がして(僕もアサを連れて旅をしているのだ!!)非常に嬉しい。

おじさんと別れた後、今後の予定をいろいろと考えてしまう。
そして「これは是非やってみたい!!」というアイデアも見つかったのだが、おそらくアサに却下されるだろう・・・
ので今回の計画は心の中に潜めておく(書いてしまうと絶対にやりたい!!)となってしまうのが目に見えているので・・・
とりあえず押し入れにそっと隠しておくことにする。

その後さらに走ると道路標識にはイスタンブールの文字も見えてきた。 

予定していた100km先のキャンプ場を探していたのだが見つからず・・・
果物を買いながらキャンプ場の場所をを尋ねるが「知らない、でもどこでもキャンプ張って良いんじゃない?」と言われる。

今日は野宿か・・・と思ったが、どうしてもシャワーを浴びたいアサが次の町まで頑張るというので結局123km進みPazarzik(?)の町へ。

ホテルを見つけたので値段の確認
1件目はとても綺麗だが、50L2500円なので検討)
2件目は45Lを40Lにしてもらい決定。庭もありクーラーテレビ付き(もちろんトイレシャワー付き)で2000円と昨日のホステルモステルをかなり上回るクオリティ。
昨日は首都だから仕方がないとはいえ、やはり宿泊でお金をとるのならこのぐらいのクオリティにしてほしい。

贅沢に買い出しをし、ハンバーグ、チキンカツ、蒸し野菜、野菜のマヨネーズ和え、まずい味のピラフ、ホワイトチョコ系のエクレア風デザートを敷地にいた臆病な犬を眺めながら食べる。
 

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