7月31日
本地の走行距離78km 計2581km
7時半起床。
昨夜はテント内が暑く、日焼けと合わさり寝苦しいことこの上なしであった。
ので予定の6時起床もままならず、こうして既に暑くなった7時半に起きているのである・・・。
ならば朝食も食べずにさっさと出発すれば良いのだがそれもせず、のんびり食べて9時出発。
結果、スタート直後から猛烈な暑さに襲われる。自業自得なのだが嫌になる。
しかも上り坂をひたすら3km。
汗だくで上りきったあと、「これであとはモンテネグロ国境までのどかに走れるだろう」と信じていた、淡い希望は無残にも打ち砕かれ、本日も細かいアップダウンを繰り返す。
たいした坂ではないのだが暑さのため気が滅入る・・・しかし下りは汗をかいている分ひんやりと気持ち良い。最近下り坂が好きになってきている。
昨日確認した、マイナーなモンテネグロ国境行きの道はただいま絶賛工事中のようで、ゴツゴツした未舗装路を走るハメに・・・僕らの修理技術ではパンク修理等時間がかかりそうなので、そうならないように慎重に走る。
そして海沿いの道、最後の上り坂を超えたところでクロアチア側のイミグレーションを発見。
「簡単な国境よ」とインフォメーションセンターで確認していたのだが、噂に違わぬ。
国境の係員が、海の見えるベンチで音楽をかけ、紅茶を飲みながら談笑していた。この力の抜け方は実に良い、が不法侵入され放題なんだろうな。
「セルビアで日本人が自転車を盗まれたみたいだから気をつけろよ、じゃあいい旅を!!」と勝手にバイバイしようとするので「いやいや出国スタンプを!!」と言うと、「あぁ・・・そうか、忘れてた・・・」とのこと。ゆるすぎる。
そして300mほど上りモンテネグロ国境に到着。こちらは中東風の音楽を聞きながらみなジュースを飲んでいた。パスポートを見せると、すぐにハンコをドスンと押してくれた。
何だかお遍路さんか何かの記念スタンプのようだな。
モンテネグロに入り、高台から入江、そして街を見下ろすと黒い山(Monte Negro)のイメージではないがとても綺麗。どうやらよい国のようだ。
麓まで下り、スーパーで買い物をするとハム等の値段がだいぶ下っている。ようやくヨーロッパ物価の終焉か。
そして海沿いを走り始める。暑い・・・海の入江沿いにぐるっと回る道のりは山と海に囲まれており素敵な地形なのだが、同じ景色が延々と続くのと暑さのため集中力と注意力が散漫になる。そのためカバンをガードレールにぶつけたりした、気をつけないと。
途中、ベンチで休憩。
再び走るが暑い、さらに商店で炭酸水と果物休憩。
最近の水分摂取料は、持参している5lに追加で1・5を3本ほど。
さらに到着後にも飲むので一人5lは飲んでいるんだろうな。
Kotorに到着したものの、自転車と荷物を持っての観光は難しいのでキャンプ場を聞くと、7km先とのこと。しかたがないので走っていくが10kmあった。
始めのキャンプ場は満員・・・どうなることかと思ったが、隣にもあった。
ここは海の目の前の最高の場所にも関わらず1泊10Eと安い、テントを張り、徒歩5秒の海で泳ぐ。体が冷えてよい。
晩御飯は、コーラをみりん替わりにしてハムのブロックで角煮風にしたものとパスタ。これは米と共にと食べたいところだが無いものは仕方ない。
食後、ヨーグルト等を買出しし食べる。
晩も再び泳ぎ、海沿いで21時までぼんやりからだを冷やした後、まだ暑いのでテントの外で日記を書く。
22時就寝。
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