2012年9月26日水曜日

スターウォーズロケ地→エゴイストである→絶景に2人だけ→アクサライ犬→足湯→ラキ→茸&チリピクルス


9月22
本日の走行距離5km5217km

7時半起床、アサが起きるまでパンを食べながら読書。
といっても、読んだ本しかないので(死神の精度、世界の終わりとハードボイルドワンダーランド)それを読む。読んだ本でも無いよりマシである。

9時頃アサが起きてきたのでコーヒーを沸かしテント横の川辺でのんびり。
ここの居心地の良さは病みつきになる、「今2人は非常に贅沢な時間を過ごしているのだな・・・」と、川のせせらぎ、キャンプ場から見える奇岩群に浸りながらそう感じる。

やたら僕らの周りをウロウロする猫にも癒され、幸福気分を非常に満喫。
アハメッドに今日は散歩に出かけないのか?と言われれたので「スターウォーズのロケ地を見に行く」と言うと、「それはすぐそこだよ」と宿の入口を出てすぐの道を指し示しながら教えてくれる。

こんな近くにあったとは・・・

っていうか、このキャンプ場、渓谷トレッキングの入口や岩窟教会、そしてスターウォーズのロケ地がすべて近いのになぜ客がいない???
「ギョレメに全て持って行かれている・・・・」とこぼしていたが、もう少しうまいやり方ができないものか?

ただ、静かな場所が好きな僕らはここが赤字にならないレベルでこのまま変わらず維持してくれたら良いなと思ってしまう。旅人とはエゴイスティックな考え方をするのである。

ロケ地に行ってみよう、とバックパックにお菓子類を詰め込み出発。
生憎の曇天空だが歩くには暑くなくて良い。

宿を出て500mほどであっという間にスターウォーズの世界が現れる。
昨日に続き、今日も素敵な景観である。
荒野の地面の中から巨大な角のように生えている奇岩に心奪われながら歩いていく。
この素敵な奇岩を上手に写真にできないのが残念だが、直接味わえたことで良しとしよう。(見た通りに写真にできるなら観光する意味もないのだし)

この絶景の世界にいるのは僕ら2人のみ。

時々地元の人が歩いているが、観光客は皆無。
なぜ、こんな絶景に誰もいないのか不思議になる。もしかしたらカッパドキアにはこんな景観がゴロゴロあるのか、それとも皆が知らないだけなのか?何にせよ、この景色を見られただけでこの地域に、ひいてはトルコに来た甲斐があるというものだ。

2人して、「いいなぁ・・・贅沢だなぁ・・・」と圧倒的な景色の中で感慨にふける。

奇岩群を丘の上から眺めたり横から眺めたりといろいろな角度から眺めてみたが、やはり少し斜め下側から見上げるのが綺麗な気がする。

充実の散歩を終えたあと「明日アクサライ犬の写真を撮らせに行かせてもらう」と昨晩ソネール約束していたレストランに出向き「ソネールいる?」と尋ねると、オーナーらしきおじさんが「ソネールは今アクサライで夕方過ぎに帰ってくるよ」と言いながらコーヒーを準備して持ってきてくれた。
ソネールはいないがお目当てのアクサライ犬の子供らはレストランの床で脱力している。

ので、彼らの写真を撮りつつ、お客さんのウールとあれこれトルコ語で会話。
ウールは果物&野菜の卸屋さんのようでカボチャを一個くれた。
その後、わからないトルコ語を身振り手振りで訪ねボキャブラリーを増やす。
アクサライ犬の成犬やフレンチブルドックも写真に収め15時頃、いったんキャンプ場に戻り、休憩する。

その後、キャンプ場の従業員アハメッドと「今晩一緒に飲もう」と約束していたので、酒の買い出しお兼ねて丘の上のパノラマが見える場所まで自転車で出かける。

坂道はやや急だが(10%ほど)荷物がないので楽勝。
坂を2kmほど上った展望台兼マーケットで写真を撮り、アイスを食べる。

展望台からの景色は地平線の中にテーブルマウンテンみたいな岩石群がポツリ、よく見ると奇岩がいっぱい、という感じでよかった。

その後、500mほど進み、パムッカレ風の人口岩棚へ。
ここでじっくり足湯をし、帰りにラキ(蒸留酒)を12.L600円)で購入し、キャンプ場に戻る。

本日も楽しい一日である、ここに到着してから2日間充実した観光ができている気がする。
キャンプ場でアハメッドに「今晩はレストランでご飯を食べる」というと、「じゃぁとっておきの魚料理を出すよ!!」と言ってくれた。

暗くなる前にウールから貰ったカボチャを明日の昼ごはん用に煮込む。
そしてシャワーを浴び晩御飯。
・オリーブ入りサラダ
・パン
・胡瓜とチリのピクルス
・ヨーグルトソース
・トラウチャのチーズ焼き&グリル野菜と茸
・チャイ
ボリューム満点で1人13L600円)
グリルした茸の香りがかなり素晴らしく、この茸を輸入したいと痛切に感じた。トラウチャももちろん美味しいし、ピクルスにチリを漬け込むと大人の刺激があってよいと発見する。

大満足で食べたあとアハメッドと話していると、奥さんから電話で晩御飯だけ食べに来なさいとのこと。

ので、今晩は一緒に飲むか未定。
彼には「半分残しておくから無理しなくて良いよ」と伝え、結局、一人で半分ほど飲み就寝。ラキはハーブ焼酎といった味わいであった。

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