2012年9月11日火曜日

豪華なブランチ→やはり躾か→葡萄豊作→武士みたい→野宿


97
本日の走行距離87km 計4447km

8時50分起床したものの、家族はまだ起きてくる気配がないのでしばしベッドでぼんやりとして過ごす。
10時にビルギュルが起きてきたので僕らも完全起床。

ブランチとして
・ゆで卵
・パン
・ジャム
・フライドポテト
・チーズ
・サラダ
・ハーブ
・チャイ
を出してもらう。

お腹いっぱい大満足。
胡麻のついたリング状のパンとチーズとの相性が絶妙であった。

12時に家を出発。
ガレージで自転車と再会、もちろん荷物に問題はない。

ネジャティとイスマエリが駅まで見送ってくれた。
本当にいい人たちだった、厳しい姿にドキリとする面もあったが、イスマイリのように若くして礼儀正しく、人にも気配りできる人間を育てるにはある程度の躾が必要なのかな、とも思った。
これはウガンダのNewtopiaでボランティアした際にも感じたので、今後の僕の方針となるのかもしれない。

12時15分に出発
出発後はひたすら大通りを走る。

10km程走ると、一台のワゴン型タクシー運転手が大声で「パムッカレ!!パムッカレ!!」と叫んでいる。
「うん、パムッカレに行くよ!!」と声をかけ通過したのだが、もしかしたら乗せて行ってあげる、という意味だったのかもしれない。

惜しいことをしたな・・・・

と考えながら走っているとまた車が・・・

「同じ轍は踏まない」、と今度は止まると運転手が葡萄を2房くれた。
ありがとうございます。

さらに走ると、今度は収穫後のぶどうを大量に積んだトラクターがやってきて声をかけてくれた。
そしてぶどうを山盛りプレゼント。

もう何房かわからないぐらい・・・・5kgぐらいかな・・・
「もっと持っていけ!!」
と言ってくれたがさすがにカバンに入らないのでお断りする。

このあたりはぶどうの産地で、なおかつ今が収穫シーズンのようだ。

しかし夫婦で作業する農家の人々をよく見るのだが、トラクターの荷台に奥さんを載せて走る姿を見ると、「あぁ・・・この人たちは結婚して以来ずっと一緒にいるのだな」と温かい気持ちにさせられる。
もちろん、ずっと一緒にいることがずっと幸せではないことは2人で共に旅行すること4年半を超えた僕らはよくわかっているのだが、喧嘩や大変なことを共に乗り越えた上で一緒にいられることは素敵なことだな、と思うので。

50km走り、水汲み場で休憩しようとすると、現場のおじさん(イブラヒム)らが声をかけてくれ、「どこに行くんだ?」「この先上り坂があるぞ!!」などの会話のあと。
農家の敷地から桃をとってきてくれた。(泥棒である)

どうやら15km後からけっこうな坂道のようだ。

覚悟して走り始め、坂道が始まる前にガソリンスタンドで買出しを兼ねて休憩することに。
しかし水売っていなかったので、次のスタンドに行こうとすると「チャイを飲んでいきなよ!!」とのお誘いが。
チャイを2杯ずつ頂きながら。先ほどの葡萄を2房食べる。

次のスタンドで炭酸水を購入(2L)すると、併設レストランの従業員から再び「チャイ飲んでいきなよ!!」と誘われる。
ありがたく頂いたあと走り出す。

本日の走行距離60kmをすぎた辺りから上りはじめる。斜度は10~12%ぐらいかな。
ゆっくりと進んでいくと特に問題はないがアサはやや疲れるようだ。でも「手助け無用!!」と武士らしく走っているので、いらぬ助けはせぬこととする。

kmほどひたすら上ると久々に足の筋肉から「自分いい仕事しました!!」と爽快な声が聞こえるようであった。(筋肉くんがドM化してるのかも)

その後は下り始め、発見した水汲み場で休憩しながら。野宿に備え頭と体を洗う。
そしておやつ代わりに葡萄を一房食べる。

野宿地を探しながら走りはじめたのだが適した場所は道の反対サイドのみ・・・
目を皿にしながら走ると遠くから何やら声が。

声の主を探すと道の反対側の丘から「こっちにこ~い!!」と叫んでいる。
道の反対側なので「無理!!」と手で×サインを出すと、走って差し入れの桃を持ってきてくれ、「家に来たらコーラをご馳走するよ」と言ってくれたのだが、道の反対側。
「自転車はそこに置いておけばいい」と簡単に言うのだが、それは不安なので辞退する。

さらに野宿地を探して走るのだが、野宿できなくはない・・・という所はあるがイマイチ決めかねる・・・

そうこうしているうちに18時半になり日が暮れかけてきたので、丘の上の木の陰に決定。
死角にはなっているが、ライトをつけると目立ちそうなので本日はライトなしでさっさと寝ることに。
晩御飯はクッキーのみとひもじい・・・

まだテント内は暑いので、1時間ほどテントの外で星を見ながらのんびり

21時頃就寝
 

0 件のコメント:

コメントを投稿