2012年9月24日月曜日

鶏→峠は越えは気が重い→犬に迫られる→気が乗らなければパス→仏顔で死すフクロウ→海目の前キャンプ


916
92km 計4876km

7時前起床。
昨晩はコンクリートの上にテントを張ったも関わらず疲れのためかあっという間に寝入り、ぐっすり快眠であった。

が・・しかし・・・早朝4時頃から一匹の鶏が鳴きだし、つられて遠くの鶏も呼応したためかなり早い時間から起こされる・・・・でも結局また寝入る。

7時に起き、パンをかじり8時頃出発。
始めの12kmは海沿いを走るほぼ平坦な道。久々の平地スタートは気分が良い。

しかし、本日も600m近く上る峠越えが待っている・・・やはり峠越えは若干気が重い。
たまになら良いのだが、重なる時は毎日峠になるのが辛い・・・

12km地点から峠開始、傾斜は緩やかだが長い距離ジワジワと登るタイプ。
途中アサを手伝いつつ上っていく。

汗をかきながらセッセと漕いでいると、2匹の犬が現れ、猛烈に迫られる・・・・あまりにもしつこいので石でもぶん投げてやろうかと思ったが、逆効果になると面倒なのでおとなしく、「噛むなよ!!」と念じながら進む。

適度に休憩を入れつつ11時頃に峠の頂上へ。
スタンドを発見したので癒しの休憩時間にしようと思ったのだが、本日日曜日のためミニマーケットは閉まっていた・・・残念。

ので、隣のレストランへ行くと、アイラン1・5ℓが10L450円)と法外な値段・・・スーパーなら2Lなのに・・・

ので結局1L45円)のチャイとスタンドで唯一買うことができたゴマパン特大サイズ1・5Lで昼ごはん。足の短い犬を見ながらのんびり食べる、吠えない犬はやはり可愛い
そこから下り。

一箇所だけ上りがあるとスタンドの従業員に言われたが、たいした上りもないまま本日68kmほどの走行でKemerに到着。

この町にキャンプ場があるはずなのだが、どうやら町の中心まで2kmほどあるようだ・・・・
のでここでは買い出し兼、休憩だけにとどめ、次の町まで行くことに。
アイラン2本、バナナ、桃、アイス、チップス、スープの素、パン、ヌテラなどなど購入しめて20L(1800円)購入。

ちょっと買いすぎた・・・

次の街までは15km

上りがほとんどなかったためスムーズに到着。
ここに到着するまでにの道は雰囲気ある山々がずらりと並び、久々に綺麗だと感じる山景色。これで暑くなければドロミテみたい(もちろんドロミテほどではないが)でもっと楽しめたはず。

本来、このあたりでオリンポスというツリーハウスがあるビーチリゾートかヤナルタシュという、穴の中から火が吹き出すという不思議な場所へ訪れる予定であったのだが、オリンポスは、そこを目指すらしき欧米人団体が次から次へと乗合の4WDで向かっている姿を見て却下。
ヤナルタシュもツアーで行かなけばならなそうだし、もっと大きな炎を中央アジアで観る予定なので却下・・・・

「わざわざここまで来たから一応行っておこうか・・・」みたいなことをせず気分が乗らなければ行かない、というのが僕らの方針。

結局、気分が乗らず行かなかったところで後悔したことはあまりないので。(ガラパゴスはちょっと後悔)

気持ちよく走っていると車に惹かれたと思われるフクロウが仏のような安らかな表情でご臨終していた・・・
あまりの衝撃のご対面に一瞬、写真を・・・・とも思ったが死体になってまで写真に取られるのはフクロウとしても不本意であろうとやめる。

今までにも巨大たぬきが、噂どおりの大きな玉金をおおっぴろげにして仰向けでご臨終している姿なども見かけたが、死者を冒涜するのは気が進まぬ・・・という理由で控えたのだ。

自分が逆の立場だったら嫌だろうし、そういう悪趣味な人間になるのもよろしくないと思うので(まぁこのあたりは価値観の問題)

僕も牛やうさぎを解体するところは「命を奪うということを理解するため」と言って写真に収めているし、その点について「悪趣味!!」だと糾弾されれば「はい、申し訳ございません・・・」としか言えないのである。

本題に戻り、Beloidi(?)の町に到着したのだがここにあるキャンプ場は私営のものではなく、国道横の海沿いにあるピクニックスペースに勝手に張っても構わないというもの。

しかし・・・・・国道沿いでビュンビュン走る車から丸見え。
トルコだから治安的には問題なさそうだが、一応国道沿いの野宿は控えるのがチャリダーの人々の鉄則。
しかも敷地には使用済みコンドームなどが転がっているし、夜間、若者がやってくる可能性アリということ・・・ここは安全第一の案をとろうと、アサの疲れの回復まで一人海で泳ぎ時間を潰し、次のキャンプ場まで行くことを決定する。

トルコ人サイクリストが「13km先にキャンプ場がある」というのでそこを目指すことに。
そして小さな坂道を上り下りして到着。

入口に値段らしきもので車10lバイク4Lと書いているから値段的には安そうだ。
受付に人がおらず、「とりあえずあとで払おう、値段は高くないだろう」と敷地に入り。調理開始。
本日はパスタに大蒜トマトを投入し、市販のスープの素を入れたもの。まずまず美味しかった。

一人、夕方の地中海で泳ぎ、塩っぽいシャワーを浴びていると係員らしき人がやって来たので値段を確認すると30Lとのこと・・・・

・・・意外と高い・・・しかもそんな値段はどこにも書いていなかった。
ほかの客に聞くと、宿泊じゃないからわからない・・・・と言いつつ係員と話をしてくれた。
でも30Lと言っているからそうなのかな?

係員と2人になってから「入口に8Lと書いてあったよ」と言って入口まで来てもらうと結局8Lになる。
オーシャンビューでお客も少ない(ほかの客はバーベキューだけして帰っていった)キャンプ場でテントを張ってくつろぐことができるとは幸せである。

洗濯も終えたあとくつろいでいると、係員が英語を話せる人を連れて再びやって来た。
話を聞くと、入口の値段はピクニック用の値段で宿泊は30Lだとのこと・・・誤解だったらしい。
しかし、30Lはバイク値段なので値下げして結局20Lで良いとのこと。
とりあえず無事宿泊できるようで良かった。

その後も波の音を聞きながら星を見てぼんやり過ごし、22時就寝。

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