9月15日
本日の走行距離90km 計4784km
6時半起床
キッチンがあるのでコーヒーを沸かし、パンもフライパンで焼き、のんびり優雅に朝ごはん。
このキャンプ場は居心地が非常に良く「出発したくないな・・・」という気持ちに襲われる。
今までであればそんなときは出発しないことに決めていたのだが、昨日もそれで出発しなかったことだし3連泊してしまうと、このまま出発の気力が萎えてしまうかも・・との恐れが出たのでガンバって出ることに。
飲み水がなく、このまま出発したら坂道でくたばるかも・・・と1・5ℓの水を3L(高い!!)で購入。
9時出発。
出発直後から僕らがヒーヒー言うのを心待ちにしているドSな上り坂の存在が出発したくなかったもうひとつの理由。
アサ情報では600m上がり、下がり、また600mまであがり0m地点まで下がるようだ・・・
しかしここを越えないことにはどこにもたどり着くことができないので仕方なくの上っていく。
すぐに汗だく(というか体から塩水が流れ出しているみたい)になり、途中若干へばったアサを手伝い少しずつ上っていく。
途中の水汲み場で水を汲みながら、頭に巻いていたタオルも濡らし、どうしたら効果的に太陽を防げるかを考えた結果。
”農家風”
やはり経験に裏打ちされた実用性である。
アサが「最近女であることをどんどん忘れている気がする・・・」と言っていたが、別に気にする人もいないし、誰に迷惑かけているわけでもないので構わないのでは?と個人的には思う。
日本に戻れば何とかするのだろうし。
その後も農家風の助けを借りつつひたすら上る
600mアップを7kmぐらいの距離で終わらせたあと、ほっとしたがまだまだアップダウンの繰り返し。
時速7kmぐらいでジリジリ進むが山の中のため僕らのオアシス、ガソリンスタンドもほとんど見当たらない・・・
こんな時のために、昨晩アサがせっせと作ってくれたおにぎりを休憩のおともに投入する。
ようやく見つけたオアシス(ガソリンスタンド)で道を聞くと内陸は鋭い坂だから海沿いを走った方が良いとのこと。
海に飽きてきたから山に逃げようと思っていたがそう甘いものではないようだ。
その後もアサを少し手伝いながらひたすら上り、峠を越え、遠くに久々のご対面の海を見下ろせるようになってからは一気に下る。
時速65kmという危険な数字が出たため戒める。
坂道を下っていると欧米人ツアーの団体観光客から拍手が・・・なんだか照れる。
町で、炭酸ビターレモン味を飲みながら休憩するが、ビターレモンはタンザニアやケニアのものが美味しいな。
休憩後、自転車小僧どもに追跡されあれこれ話しかけられるが全くわからない。
後半戦は海沿いの穏やかな道を25km海が綺麗で濃い青とエメラルドグリーンのコントラストが堪らない。
このあたりには隠された青の洞窟もたくさんありそうだ。
もう少し早い時間であればここで泳ぎながら休憩したいのに・・・今日は余裕なし。
18時前にFinikeの町に到着
走行距離80km超えたのでここで見つけたいがキャンプ場がない。
海辺でしたら良いと言われたが、海辺には定住者の方々のみ・・・
ガソリンスタンドで確認すると20km後とのこと・・・そこまで行く体力はないので「ここにテントを張らせてくれませんか?」とお願いすると「別に構わんよ」とあっさりOK。
トイレで体も洗うことができ、野犬に怯えることもなく快適な宿泊が確保できた。
一人でパンの買い出しに出てみたが、近くに商店すらなく結局自転車で往復。
「世界の終わり~」を読みながら振舞っていただいたコーヒーとチャイを飲む。
何から何まで、ガソリンスタンドさんは本当に僕らのオアシスである。
20時よりテントにこもり21時就寝。
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