2012年9月29日土曜日

朝食付→地下9階の地下都市→見えるっちゃ見えるし・・・→絨毯屋→絶景の奇岩パノラマ



9月25
本日の走行距離49km 計5347km

7時起床。
朝ごはん付きなので7時30分の朝食開始とともに食堂へ。

朝のメニューは
・コーヒーorチャイ
・パン
・トマト&胡瓜
・ゆで卵
・オリーブ
・安物のソーセージ
いささか質素だが無いよりマシである。
そして「朝ごはんを食堂で食べることができた」という事実が僕らを幸せにしてくれる。

腹八分目になったあと、本日は地下都市見学。
2日前にもアドベンチャー性の高い地下都市を楽しんだのだが、今回はさらに規模が大きく、深さ50mぐらい、地下9階分(怪しいが)の深さがあるとのこと。
そこまで深い地下都市には訪れたことがないので「これは是非!!」と訪問を決めたのである。

8時30分ごろに到着すると、すでにツアーバスが一台停っている・・・「先を越されてしまった・・・」予定ではほかの観光客が訪れる前の静かな状態で見学しようと思っていたのに。
まぁ仕方ない。

入場料15L×2(ちと高い・・・)を支払い、いざ見学に!!

入口に入ると、フランス人高齢ツアー団体が見学し始めたばかりのようで、やや混み合っていた。
どうやら、年齢層が高いため、混み合う前の朝早くの時間にゆっくりと見学しようという心づもりのようだ。この辺りは僕らと通じるものがあるな。
さすがにおじい様方のペースは遅すぎるので、先に進ませてもらい、ようやく静かに見学開始。

さすが、というか、やはり、というか、地下都市内はかなりきれいに整備されており見学しやすい。
2日前に訪れた、危険地帯もほったらかし、電灯も消えており、カメラのフラッシュをたきながらでないと視界が確保できないワイルドな地下都市と雲泥の差がある。(僕らの好みはワイルドだけど)

迫害されたキリスト教徒たちが作り上げた地下都市は、ワインセラーから食堂、学生の勉強場(?)などなどの見所がある。
もちろん現時点ではただ岩肌がそんな形に見える、という程度なのだから「ワインセラーであった」と言われればそう思えるし「図書館で本が置いてあった」と言われればそのようにも見える。
つまり、「あんまりよくわからん・・・」ということなのである。

でもここまで深い穴をせっせとほって1万人ほどの人間が住んでいたというのはすごいな。(本当にそんなに住んでいたの?と疑惑の目で見ているのだが・・・)
「地下8階か9階ある」と聞いていたが、数え方の問題で、実際には5階分ぐらいしか降りていない気もする。
かなり綺麗に整備されているので風情こそないが(なんせ配電盤むき出し、階段は綺麗な鋭角である)整っている。ちゃんとしている、というべきか。

でも、個人的には2日前の垂直の穴を数メートルにもわたり降りていくあの感じが好きだったな。

ここで「ほほう」と感じたのは、敵から責められた時に丸い岩を転がして穴を塞ぐシステムと、トイレは臭くないよう(だと思う)に上の方の階に作られていたことぐらい。
広さはけっこうあったので、この地下都市だけ見に来たのであれば「凄い!!」と感じていたのかもしれない。

観光を終えたあとは、絨毯屋見学。
いつまでたっても、絨毯屋に勧誘されることがないので(今日も、こっちに住んでいるのか?とかトルコは何回目なんだ?などと口々に聞かれた・・・初々しさが足りないのだろうか?)自分らから入っていくことにしたのだ。

絨毯屋は、まぁ・・・普通。

「いらない」と言えば、それ以上しつこくも来ない。
「絨毯屋で法外な値段で買わされるので注意!!」という昔からあるトルコ情報は一体本当なのだろうか?

食料の買い出しを終えてホテルに戻り、しばしネットをしたあと、12時に出発。
本日のかぼちゃ畑を左右に見ながらの乾燥地帯をひた走る。
緩やかに下る部分が多く、気持ち良い走行。
ここ数日は移動ではなく、サイクリング気分で楽しめている。
18kmほど進みP犬のスタンドでソーダを飲んでいると葡萄を差し入れされる。さすがP犬である。ありがたい。

小腹が空いたので今朝買ったパンにキョフテを挟み食べていると蜂がたかってくる。
最近気がついたが蜂はけっこう肉が好きのようだ。

出発してすぐネヴシェヒール(?)に到着。
街を抜けて内ヒサールで教会、パノラマ、渓谷などを見る。綺麗。

ワイナリーでテイスティング白は辛口でまずまず、でもちょっと透明感が足らない、赤は問題外。値段30Lと1400円ほどもする・・・ヨーロッパであれば400円程度の質なのに・・・だから買わず。
ウチヒサールとギョレメの間にあるギョレメパノラマから見る綺麗はなかなか綺麗であった。しかし、少しこの景色に慣れてきてしまった感もある。

ギョレメに入ってすぐに、よさげなキャンプ場を発見し値段を確認すると2泊で50Lで良いとのこと。ここで良い、と思ったが、アサが下調べしたキャンプ場は一泊7€(15L)と聞いていたので麓まで下り、そこへ訪れると7€は一人分の値段だった・・・下調べはきちんとして欲しいものである・・・

商店でトマトなど購入し、先ほどのキャンプ場まで坂道を上って戻るがなかなかしんどい坂なのである。
しかしこのキャンプ場はやはり景色が良い。

テントを設置あと、シャワーを浴び、夕日に染まるカッパドキアを見て晩御飯作成。
今晩はトマトキョフテスープパスタ。珍しくアサ料理長。
なかなか美味しい。野菜と肉が入るとバランスが取れる。体の求める味。
食後、夜景を見ながらのんびり過ごす。

バルーンは早朝6時から上がるようなので明日は早起きして眺めてみよう。

21時半就寝

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