９月２８日
本日の走行距離0km 計5397km
昨晩、というか早朝4時頃から「アンアンアンアン・・・」というこ気味の良い女性の声で起こされる・・・
キャンプ場でテントなのだからそんな早朝から精を出さなくても良いのではなかろうか？
お腹の調子が少し悪く、頭痛も少し・・・昨晩冷えたので風邪をひいたようだ。
が・・・6時に珍しく起床したアサが「トレッキングに行こう！！」というので渋々起きる・・・
久々に体調を崩したきがする・・・どうやら僕は寒さと砂埃に弱いようなのでこの先の乾燥地帯は体調管理に気を付けないといけないな。
重い体を引きずりながら坂道を下って上って展望台へ。
そこから気球の写真を撮ろうと思ったのだが昨晩充電していたバッテリーを入れ忘れていた・・・調子が悪い時は色々とうまくいかないものだ。
しかし肉眼で綺麗な景色を見れたのでよし。
その後、個人的には帰りたかったが、アサはトレッキングの気持ち満々。いったいこのやる気はどうしたことだろう？と訝しく感じてしまう。後半荷物はアサが持ってくれた、優しいところもあるのである。
45分ほどのトレッキングで、そこそこ綺麗な景色を楽しんだあと（体調が悪かったので僕はイマイチ・・・）カフェでチャイを飲みながらくつろぐことに。
落ち着くカフェだったのでアサはI pod でネット僕は寝る。
基本、外で寝ることがない僕が寝るのだからどうやら体調は宜しくないようだ・・・
それでも葉書だけ書き、郵便局に出しに行った後、すっかり燃え尽きて10時過ぎにキャンプ場へ戻り寝る。
直射日光の当たるテントの暑さも苦にならず泥のように眠る。
12時に起きると、頭痛は残るが寒気はなくなっていた（こじらせなくてよかった）
アサもアサ植物で擦ったところからジンマシンが出てきていたので午後はのんびりと過ごす。
「病院に行っておこうか？」と言っても「夜には治るから大丈夫」と根拠のない大丈夫。
本人が言うのだからそうなのだろう、と強要することはやめ、時間のあるときに残高を確認しておこう、と口座の残高を確認すると・・・
・・・・・予想以上に無い
もともと2年の予定で出発して現在2年半、しかも自転車関係一式を2人分購入したので当たり前と言えば当たり前なのだが、いろいろ計算するとボランティアや管理人をしない限りは次の４月までに底をつきそうだ。
今までも「節約しなければ」とは感じていたが今回リアルに旅の終了を感じてしまった。
それでは残された期間で一体何ができるのだろうか？
もっとも可能性が高いのは日本まで自転車を漕いでいくことなのだが、冬をどこかでやり過ごす経済的余裕も無さそうな現在、どうしたものか？しかも自転車で日本に帰ったところで達成感なるものを味わえるのか甚だ怪しいものである。
かと言ってほかの大陸に飛ぶ余裕もない（パタゴニア、アラスカなどは走るのに良さそう）
1ヶ月以上前からずっと抱えている問題だが、現在できるのはとりあえず寒くなるまでに進めるだけ東に進むこと。
満足はしていないが「ここまで無事に旅できたから終わっても仕方はないな・・・」ぐらいに感じるようにはなってきている。
が・・・尻すぼみしていく感が否めないので最後になにか面白いことがないか模索中である。
夕方からパスタ作りを始めたのだが、本日2人とも調子が悪いのか、細かなミスのオンパレード・・・でも流れの悪い日にこれぐらいで終わってよかったと考えよう。
ギョレメの町を見下ろしながらの晩御飯、日が暮れるにつれて奇岩を少しずつ照らしていく町の灯りがとても綺麗で、贅沢な時間に身を置いていることを再認識する。
このまま一生、旅人として生きていくことも実際問題可能なのだが（事実、日本で数年働き旅に出る生活を繰り返す人は多くいる）今のところ、僕らは日本に戻る予定である。
「それは子供を作り、再び日本をベースにした生活を送りたい」と考えるからで、こう考えれるようになった時点で旅の目的は完了しているのだ。
ただ、最後にもう一つぐらい面白いことないものかな？
日記を書き２１時４５分就寝。
アサの体に蕁麻疹が発生し「痒い痒い」と言ってボリボリ掻いている・・・「掻かないほうがいいよ」と忠告したいところだが「そんなんわかっとるわ！！」と八つ当たりされることが目に見えているので静観することに。明日の朝には治ってればいいな。
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