9月11日
本日の走行距離24km 計4571km
7時半起床後、昨日全くのぞきもしなかったキャンプ場併設のビーチを覗きに行ったが別に普通・・・特に今は海の気分ではないから余計にそう感じるのかもしれない。
トレッキングできる場所と聞いていたのでてっきり大好物の山の中かと思っていたのに、知らず知らずのうちに海まで下らされ、しかもトレッキングをするには違う峠をまた越えていかねばならないとのこと・・・・テンションがち下がりである。
もちろんここまで来てしまったのだからトレッキングには行くのだが、峠2つ分を越えてまでするトレッキングにそこまでの魅力があるのか未知数すぎる・・・・峠を上るだけなら良いが同じ峠を戻る(しかも2つ・・・)というのはというのは実に気が重いものである。
2人揃って冬の日本海のような暗く重い気持ちとなる・・・
もちろん下調べをサボっている僕らの責任だと言われればグウの音も出ないのだが・・・
気持ちを切り替え、「とりあえず今日はトレッキングをしよう!!」と、起点の町、というかトレッキング情報が手に入りそうなGeorge Houseまで自転車で向かうことに。
9時頃から向かい始めたため、海沿いの道は風も冷たく心地よい。
海沿いも悪くないな、とご機嫌になり始めた頃、急坂参上!!
これは荷物積んでは厳しかったな・・・と思わされる急勾配、おそらくオーストリアからスロベニア国境にかけての地獄道の18%にせまる傾斜であった気がする。
ただ、本日は自転車に荷物を積んでいないためけっこう楽勝。
荷物が無いと自転車はこんなに軽く進むものなのだと実感する。
しかし、上り坂を10km近く漕ぐとさすがに汗だくに。
海を眺めながら上るのが癒やしとなり、無事10時半ごろGeorge Houseに到着。
アイランと珈琲で休憩したあと、現在ここで管理人みたいなものをしているという南ア人女性からトレッキングの情報を確認する。
どうやらこのトレッキングコースは東に向けて海沿いを500km以上続いているようだ。
白と赤の目印が続いておるようでカミノデサンティアゴを歩いていたときのことを思い起こさせる。
自転車と荷物を預かってくれる場所があれば500km全部の行程歩いてみたいのだけどな・・・
歩き始めるとのどかな山の中に適度に整備された道、眼下には美しい地中海、そして景色の良い野宿スポットも多くあり、なかなか優良トレッキングルートである。
ドロミテ、アルプス、パタゴニアのような華はないがのどかで落ち着く道のり。
海と松を眺めながら日本みたいだね。とのんびり歩く。
本日片道7kmのコースを往復しようと思ったのだが6kmほど進んだところで印を見失い、道を外れてしまったので、景色のいい場所で持参したクッキーなどを食べながら休憩し、George Houseへ引き返すことに。
Butterfly Valleyも気になったが、峠連発で疲れきっている足をこれ以上酷使すると明日はしれなくなるだろう、と景色のいい場所から眺めるだけで終了する。
トレッキングとしては満足させてくれるレベルのもので良かった。
峠越えした挙句、このトレッキングも残念なものであれば目も当てられなかったので・・・
帰り道は非常に急な下り坂。
荷物が無いため自転車がはねてやや恐ろしい。
16時頃にキャンプ場へもどり、一人海で泳ぐ。
晩御飯は、インスタントのリゾットにインスタントラーメンを混ぜ込んだ珍妙なもの。味は・・・まぁ・・・そんな味。
日記、そして今までの国で食べたおいしい料理を思い出して書きとどめ、0時頃就寝。
0 件のコメント:
コメントを投稿