2012年11月2日金曜日

グルジア人も二日酔い→またまた民泊→またまた酒→無防備な蜂蜜採集→豚はプーチン→奇跡のリンゴ?


10月23日
本日の走行距離22km 6572km

7時に起床したものの、誰も起きている気配がなく8時半までじっと待つ。
そして、おばあちゃんが起きてきたことを確認し、起床すると、兄貴ユーザは完全に二日酔い・・・「グルジア人でも酔っ払うとしんどいのだな・・・・」と知り少し安心する。

朝ごはんをイネダ家でいただいている間に、友達がやってきて「クタイシまで送ってあげる」と言われたが、酒も抜きたいので遠慮し出発。

今日は久々に都会であるクタイシを目指す。
道はコンクリートとそうじゃないところの連続・・・すっかり完全舗装の気持ちだっただけに少し気持ちが萎える・・・
しかし下りも多かったのでゆったり進んでいると22km経過したところでポリス発見!!

「残り30kmだが君らの足ならすぐだ!!」と言われ、意気揚々と進み始めたのだが200m先の家の玄関から「ジャパニウェルカム!!」と呼ばれ、まさかのピットイン。
寄らなければ良いとわかってはいるけど、やはり誘いを無下には断れ合いのである。

パパ、ママ、ヅラー、メッキの4人家族で自給自足生活をしている彼らに迎えられ、さっそくワインで迎え酒・・・ようやく昨日のワインが抜けたところなのに・・・

日本の評価が高く(車などの技術系)ずっと褒められる中、「いやいや、グルジアも人も自然も料理も良い」と褒めて有効を図る。
今までの失敗を活かし、今日は2杯で終了しようと思ったのだが「これ以上飲むと走れなくなる・・・」の言葉を聞いたパパが「じゃあ泊まっていけばいいじゃないか!!」というので午前中にもかかわらず宿泊場所決定。

この家は大規模な土地を持っているようで、3部屋ぐらいは収穫したトウモロコシで家占拠
されている・・・

・実家でさばいたブタ肉煮
・自家製チーズ
・自家製ジャム
・自家製ワイン
をいただきのんびりした後、自転車整備。

人の家にお世話になっているのに申し訳ないのだが、ママは干し柿を作るため皮むき中。息子2人は川沿いの伐採の仕事に出かけ、パパはワインを飲んでご機嫌の昼寝中。
僕らも時間を持て余さずに、この数日の走行で汚れきっている愛車を丁寧に整備することにしたのだ。

その後、パパと敷地の柿を取りに行ったり、ズラとメッキの伐採場所の川に出かけたり、少し遠くの川に散歩に出かけたりする。

途中牛が食われており「虎がいる!!」とズラーが言っていたが実際には狼のようだ。

この村には家が5軒で人は10人だけとのこと。
よって近所の子供が集まる学校も計20人でサッカーもできない。

隣客とは昔ながらの付き合いのようで相手が冗談を言うとパパは包丁を握り「刺すぞ!!」と脅している。
豚のことをプーチン(ロシア元大統領)と呼ぶようで、栗を食い荒らす悪いプーチンだと言っていた。
その他敷地内には多くの柿、栗、リンゴの木が生えていたのだが、どれも手入れしている様子も無く雑草の中に混じって力強く育っていた。
以前、「奇跡のリンゴ」という本を読んだが、グルジアでは普通に軌跡のリンゴが育っているようだ。

夕方ご飯に
・ハチャブリ
・クレープ
・ジャム
腹がはちきれる・・・

蜂蜜は無防備に網も被らずに蜂蜜箱から採取してくれた、天然プロポリスも入っていた。
牛を連れてきて乳絞り。アサがチャレンジすると牛に嫌がられ逃げられていた・・・乳からチーズも作り自給自足。

次男のメッキは絵を描くのがすきで彼女も作らず、この家の仕事を黙々と行っている。ヅラーは彼女もおり仕事も若干手抜き、将来メッキが継いで行くんだろうな。

夜はみなでTVを見て過ごし、20時に就寝。

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