11月11日
本日の走行距離0km 計7013km
8時起床。
パンとまだまだ頑固に残っている豆&キャベツ煮で朝ごはん。
英語が苦手なベルギ-人が昨晩からやってきているので会話していたのだが、英語のたどたどしい相手と会話するのはなかなか疲れる作業である・・・きっと僕らと話すネイティブの人も同じような気持ちをしているのだろう。
本日、天気がよければアララット山が綺麗に見える場所に立っている教会に出かけようと思っていたのだが相変わらずの曇天・・・
ので、アルメニア正教の総本山にミサを見に行く事に。
そこまではマルシュ(ミニバス)を乗り継いで、1人300D(60円)ちょっと。バス代も安いので、近郊の散歩にわざわざ自転車で出かける気にもならない。
アルメニア語がわからないし、ロシア語も「~に行きたい」ぐらいしか伝えられないのだが、一見暗いアルメニアの人々は実は親切で、僕らの乗るバスが来るまで一緒に待ってくれたりすることも。人は見かけで判断してはいけませんな。
1時間ほどで総本山に到着した後、工事中の教会内でさっそくミサに参加。
中は敬虔な信者さんがいっぱいで厳かな雰囲気。
コーラス(ゴスペル?)の歌声の中、お偉いさんが重々しい雰囲気でマリアさんらが描かれた布を持って練り歩いている周りを信者がありがたそうに「ハハー」としていた。
昔なら興味本位で一緒に並んでいたのだろうが、真剣な思いで並んでいる人々の中に、興味だけで入っていくのは失礼な気がするので少しはなれて観察することに。
しばし観察した結果、観光としてくる甲斐のあるミサだったが、スペインの巡礼中でこういったミサを見ていなければもっと感動できたのだろうな・・・と、「良かったけど感動はしなかった」という評価にタグ付けされた。
その後、この敷地にある宝物庫に収められている「ロンギヌスの槍」と「ノアの箱舟のアーク」を見ようかとも思ったのだが、見学できるのが2時間後だったのでやめる。
ロンギヌスの槍ってどこかで聞いたことがあるな・・・と思い、同じやどのカツさんに確認したところ、キリストのわき腹を刺した槍(誰が刺したんだ?)であり、同名でエヴァンゲリオンの武器として登場したとのこと。
前者は初耳だったのできっと後者なのだろう。
まぁ・・・その程度なので別に見れなくても良いと却下、「ノアの箱舟の~」も北部エチオピアでもそんなのがあるという話だったし信憑性無いので却下。
でも・・・わき腹を刺されたと聞いて少しキリストに親近感を持った。
これが心臓を一突きとか喉を一突きだとやりすぎな感があるが、わき腹だと「イテテテテ・・・」ぐらいでうずくまっている光景が想像できるからなのだろうか。
しかし・・・今更だけど
「キリストって実在する人物をモデルとしているのだろうか?っていうか本当にいたのだろうか?」
てっきり完全に想像の産物、おとぎ話の世界だと思っていたのだが。
色々な国の人々に崇められ、本物かどうか疑うのかはタブーとされているキリストについて「なんだかミッキーマウスみたいだな・・・」と罰当たりな事を考えてしまう。
その後お土産屋でアルメニア古代文字の写真集を発見し、アサが気に入ったようだが5000円ほどと高価なので却下。動物などを文字に見立てた可愛らしいデザインであったのでやや残念。
バスに乗って再びリダの家に戻り、休憩後、両替に。
散歩がてら街の中心まで歩いたが収穫無し・・・エレバンはもうこんなものかな。
地下鉄で帰り、市場で購入した葱、卵、魚肉ソーセージを投入したラーメンを作り、食べながらのんびり過ごす。(ラーメンは偉大なり)
同室のおじさんと「子供は作った方が良い」「どこかで旅をやめるタイミングは来るので無理して諦める必要は無い」などの意見を頂戴する。
ベルギー人はマリファナかなにかをしているのか、語学力の問題だけでなく意味不明。
22時就寝。
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