11月12日
本日の走行距離0km 計7013km
6時起床
荷物をまとめ6時20分出発。
外はまだ真っ暗だが、幸い雨は降っていない。
バス乗り場に行くとちょうどお目当ての23番がやって来たので待つことなくスムーズにバスに乗り込み、6時50分には無事キリキアバス乗り場に到着。
ステファナケント行きもすぐに見つかり一人5000D(1000円)支払いバスに乗り込む。
しかし、満員にならないと出発しないようで結局、出発できたのは8時前。
バスが走り始めるとすぐ降ってきた雨は、次第に強さを増し、霧も出てきたため視界はほぼゼロ・・・しかも寒い。
数日前に走り始めたケンタ君やそろそろグルジアを走っているリョウさんは大丈夫かな?
峠付近(2000m程度)の場所にはすでに雪が積もっている・・・ケンタ君が来た時はそんな話をしていなかったので、おそらくこの数日で降ったのだろう。
晴れていたらきっと綺麗なはずの景色だが、霧のため全く見えないので、ひたすら寝る。
僕はもともとバスなどで熟睡するタイプではなかったのだが、テント生活を重ねるうちにどこでも寝れる鈍感な人間に変化してしまったようだ。
10時過ぎにトイレ&食事休憩があり、魚肉ソーセージのカツを挟んだロールとアルメニアあたりから登場してきた揚げパンの中にすりつぶしたジャガイモ(マッシュドポテト)が入っているものを注文し、食べる。
価格は若干上がっており、魚肉×1とジャガ×2で計900D(180円)と麓の倍ほどの値段。
バス同乗者に洋梨をいただき、再び出発。
13時ごろ、ナゴルノカラバフ国境に到着、ビザは情報どおり国に入って外務省で取れば良いとの事。
気になるナゴルノカラバフ付近の景色だが、相変わらずの霧で何も見えず・・・
15時前に無事、首都ステファナケントに到着したのだが、外はもの凄く寒い。
とりあえずエルミラの家を目指し10分ほど歩いていると、少し面倒な小学生達が「ヒンヒョンヒンヒョン!!」と絡んできたので頭をグリグリしてお仕置きする。
エルミラの家は一泊1人3000Dとのことだが、情報ノートに2000Dと書いてあったし、値段をいう時の若奥さんの態度が怪しかったので、その事をアサに告げると「考えすぎじゃない?」と言われる・・・疑ぐり深い人間になってしまっているのだろうか?
寒い時期だからか4ベットの部屋は僕らだけで快適である。
荷物を降ろし、さっそく外出。
まずはビザを取るため外務省に。
簡単な書類と1人3000D(600円)で21日ビザを取得したあと、ナゴルノカラバフの名物、というか象徴である「我らの山」を歩いて見に行く事に。
そこまで1kmほどだが吐く息が真っ白になるほど寒い・・・
霧のためか暗く物悲しい街を通り抜け、たどり着いた我らの山は・・・・
・・・・微妙
いや、微妙なのは知っていたのだが、微妙が高じて面白くなっているかも、と期待したのに、実際見ても、ただただ微妙であった・・・
これにてナゴルノカラバフのメインイベントは終了。
その後、酒飲みが「タクシー乗るか?」など声をかけてきたが面倒なので拒否。
街への帰り道に偶然トビリシ&エレバンで出会ったアヤちゃんと再会する。
郵便局まで歩いていき、葉書を出した後、晩ご飯を食べるため面白そうなレストランを捜したのだが特に何も無し・・・
今までの経験的に「バス停付近には何かあるだろう」と訪れて発見した小さな食堂でサルマ(ひき肉入り)×2、ほうれん草を包んだクレープ、チャイを注文。(1500D)
同じタイミングで入ってきたドライバー集団に薦められ香草の香りのするウォッカを4杯ご馳走になる(度がかなり強かった・・・)
18時過ぎ、すでに外は寒いので宿に戻り、北野武の映画”Dolls”を見るが、今までのものと比べ今ひとつ・・・
22時就寝。
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