2012年11月3日土曜日

交通量が多く運転が荒い→迷いながら進む→豚は象徴?→岩場野宿→太陽のような満月





10月29日
本日の走行距離80km 計6710km

7時半起床
朝ごはんを買いに行き、出発準備。
今回は調理器具や予備タイヤなどを宿においていき少しだけ計装備で出かける事に。
未だに届かないタンザニアからの荷物の問い合わせを行い10時半出発。

トビリシの街は交通量が多く交通マナーもあまり宜しくないため注意力が必要。
まずは大通りをひたすらまっすぐ走るのだが、急に飛び出してくる車などを避けながらの運転はストレス・・・久しぶりなのに楽しめないな・・・

道は今回ほとんど知らないので途中で聞きながら進むのだが、みんな言う方向が違うのでトビリシの街を抜けるまでに3度ほど迷い、坂道も上らされる・・・
もちろん下調べしなかった自分達が一番悪いのだが、わからないならわからない・・・と伝えて欲しい。

明後日から雨が降る予報なので「今日は行ける所まで行こう」とアサに提案すると、「ムツヘタまでの気楽な走りのつもりだったのに!!」とすねられる。

しかし、状況を考えると今日明日で山を越えたほうがよいに決まっているので今回は譲らず。行きたい場所などは譲っても安全問題に関わったら別である。

かなり無駄走りしながら15kmほどでカルフール発見。
しばし山の中に入るのでチョコレートや水など必要な物資を購入する。計16R(800円)

そして再び走り出し、昼食として先ほど購入したパスタを食べた後Mtskhetaへ。ここも世界遺産の町らしいが、まぁ・・・教会と不自然に観光地化された町という感じなので特に興味も無く通過。

ムツヘタを出た辺りでようやく第一匹目のノラ(放牧?)豚を発見。彼らを見ると、少し田舎に来た気がして嬉しい。
しかし・・・今のところそれほど楽しい道のりではない、メスティアの山の中と比べてしまうからというのもあるが、ただ国道を走らされているだけの感がぬぐえない・・・この先進んでいけば絶景になってくれるのだろうか???
もし今回の目的地カズベキに行っても全く感動できなければ、今後、アルメニアやイランを走っても自然で感動できるとは思えないので、カズベキをどう感じるかによって今後の行き先が変わる気がする。

そうなった場合は自転車で日本までを諦めてパタゴニアが候補かな・・・チャリダー一番人気のパタゴニアを走って旅を終えるのも悪くないのかもしれない。

そんなことを考えながらやってきた坂道をダムを見ながらゆっくり上って行く。
時刻は16時半、走行距離75kmそろそろ本日の寝床を決めておきたい、と思ったらレストランを発見。
水を貰い、ファンタ1・5ℓを購入。

そして晩ご飯にヒンカリ10個7R(350円)を食べながら敷地内にテントを張ってよいかを確認してみたが、オーナーがいないから・・・とのことで却下された。2km先に町があるというのでその辺りを期待して走り始める。3kmほど下りAnauliの町に到着。しかしテントを張れそうな場所は無い・・・

すでに18時になってしまって日が沈んできたので、とりあえず一目を凌げそうな小石だらけの枯れた川地帯へ侵入し、ゴツゴツした岩場にテントを張る。
寝心地は悪いが寝れないよりはマシである。

あとは誰も僕らの睡眠を邪魔しに来ませんように。
今回の遠征の最高到達地点まであと80kmほど、できたら明日中に上って下りたいのだが、微妙な距離である。明日頑張れるかな・・・

晩、太陽のように明るい満月が出ていた。

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