2012年11月21日水曜日

アララット山を見るべくホルビラップへ→自分の能力値確認


11月15日
本日の走行距離87km 計7100km

8時起床
自転車を漕ぐことなく過ごしているアルメニア遠征にもかかわらずアサは風邪を引く・・・昨晩も、「風邪を引いているんだったら早く寝たほうが良い」と忠告したのにもかかわらず遅くまで読書などいていたからだろう。

天気予報どおり本日から晴れ模様、こんな日に部屋で籠もっているのはもったいないので1人、久々に自転車を取り出し、アララット山が間近で見えるホルビラップに向かうことに。

出発して5kmほど走った辺りから視界にアララット山が見えるようになる。
その後はひたすらアララット山を目指して走るのだが、ほぼ同じ景色にもかかわらず何度も写真を撮ってしまいなかなか先に進めない・・・

もともと、街より自然がすきなのだが、最近、写真を撮るのはほとんど自然ばかりになっている気がする。

今日は荷物も積んでいないし1人なのでいつもより時速UPの時速30kmほどでビュンビュンと進んでいく(いつもは時速20kmぐらい)

それにしても・・・アララットは常に見えるのだけどなかなか近づいてこない、ロンリープラネットに25kmほどと書いてあったので、そのつもりで進んでいたのにすでに35km経過・・・アララットに雲もかかってきた・・・

まだ辿りつく気配が全然無いし完全にアララットが曇に覆われてしまったので引き返そうとも考えたが、やはり途中で諦めるのは自分の性格に反するな、と進むことに。

朝ごはんも食べずにやって来たのでハンガーノック気味のなかさらに進むと40kmほどでようやく分岐が現れた。

商店も見つかりクリームドーナツ×2個(計200D)を購入し食べる。
やはり自転車を漕いでいる時の食べ物は格別である。

11時ごろホルビラップに到着したのだが、少しはなれた場所からの教会&アララット山のコラボは綺麗だな。
大アララットと小アララットと2と綺麗な形の山があるからか、個人的には世界の中でも好きな形の山である。
来た甲斐があるというものだ。

30分ほど滞在し、帰ろうとすると、日本から個人でやって来た女の子が声をかけてきて
「一緒に写真を撮りましょう!!」と写真を撮られる。

なんだか自転車に乗って旅行していると、「凄い事をしていますね!!」的な目で見られてしまうのだが、一部のストイックな人を除き、自転車旅は時間とそれにともなうお金があれば誰でも出来るのだと思う。

自転車旅を始める前から「自分ひとりでだったら自転車で世界一周出来るだろう」という、何だか偉そうだが、そういう自身はあったのだが、最近ではアサと2人でも「お金が続けば自転車で日本まで帰ることはトラブルに巻き込まれない限り可能である」という、確信に変わってきた。
だから、今後の自転車走行の舞台を南米に移し「日本まで自転車で自転車で帰る」という方向性から「アンデス越え&パタゴニア」という多くのチャリダーが「大変だったが綺麗だった」と声を揃えていう場所の走行に切り替えたのである。

出来るとわかっている事をただなぞるだけなら、日本で単純に生活している事と変わらないのだから。

「2人でアンデスの4500m程度(もっとか?)の越えはできるのだろうか?」との不安はやはりある。だけど不安があるからこそ楽しみでなのである。

帰りもひたすら時速30km弱で進んでいたのだが合計70kmほど走った辺りでガクッと足の力が入らなくなった・・・そこからは時速20kmを切る・・・

やはりペースを上げすぎると長い距離は走れないようだ。
こういう一人で走る機会に自分の能力値を確認できてよかった。

途中、おいしそうなケバブ屋で鶏肉ケバブとスプライトを注文し昼ごはん。計1000D(200円)
その後、回復した足の筋肉で再び走り始め、無事13時半にリダの家に戻る。

そして休憩、さすがに疲れた・・・

帰ったらアサがいなかったので、どこかへでかけたのかな?と思いつつ、お笑いを見たりのんびりして過ごす。

15時ごろアサが帰ってきた。
昨日やって来たダイチ君とマルシェ(ミニバス)でホルビラップに出かけていたようだ。
もしかしたらもう一度アサをつれてホルビラップへ行かないといけないのかな?と思っていたのだがダイチ君のお陰で助かった、ありがたや。

15時ごろ、帰ってきたアサとパン屋でキャベツ入りと鶏肉入りのドーナツを購入し食べる。
駅でトビリシ行きの電車を確認すると18日があるようなのでそれに乗って帰ることになりそうだ・・・(1人でトビリシまで自転車で帰りたいと申し出たが、一人で電車で帰るのが心細いと却下されたのだ・・・)

夜は「Cドライブが満タンです」と意味不明の発言を繰り返し、写真の取り込みを拒否し続けるパソコン君の復旧作業を行う。
スーパーで買出しを行い、両替もさらに100ユーロ追加で・・・これで最後にしたい・・・

晩ご飯にパスタを作りながら本日やってきたがベッドが無いという女性旅行者マンちゃんと買ってきたコニャックを飲みながら23時まで過ごし就寝。

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