2016年11月21日月曜日

12月2日~12月5日 2012年



12月2日
本日の走行距離0km 計7313km
8時におき、車内食のサンドウィッチとコーヒーを食べつつ、小説「孤高の人」を読む。
窓の外には草原やら何やら、村などもかなり少なくなってきており、アルゼンチンの中央を走るとこんな感じなのだろうな・・・と思う。

こういうひたすら平らな道を延々と走るのはある意味峠よりもきつい作業の気がする・・・なんせ、面白くなさそうなのである。
1日100km以上楽々進めそうな道だが「ただ移動だけで見所もないのは結構しんどいのだろうな・・・」という気持ちになってしまう。
野宿地もあるような無いような・・・平原だからどこにでもテントを張れるが、完全な死角を見つけるのは難しそう、そして真夏の暑さ・・・
チャリダーの人の中には、おおむね「線をつなぐことを第一の目的とするタイプ」と「きれいな景色のみを追及するタイプ」がいると思うのだが、基本、前者が多いのかな?後者としては、4年間ほど?世界中をとびまわっているようこさん、ひろさんなど。どちらも贅沢に行っているのがミニチャリンコで走り回り4年目で折り返し地点というヨシさん。前者は、アルメニアで会ったケンタくんやグルジアのリョウさん。
もちろん前者であっても観光はきちんとしているのだが、彼らに感じるのは妥協の無さ。

これは今回の自転車旅で妥協を繰り返す僕にはかなりまぶしく見えるのである。
そういうストイックなのも一度はしてみたいが、残念ながら、気軽にもう一回、とできる代物でないのが自転車旅の難しいところである。
しかも、突き詰めるとすると一人旅になってしまうし・・・まぁそれは諦めて、何かを突き詰めるのは仕事なり他の趣味なりにとっておこう。
ただ、こう腑抜けた生活を長く続けていると、日本に帰った際にただちに適応できるのか不安になってくる。

旅を始めて2年ほどは、日本に帰ってすぐ、次の日からでも問題なく日本社会&仕事に適応できる気がしていたが、自転車旅を始めて少し由来できている・・・

もちろん表面上は何の代わりも無く適応できるのだろうが、問題となるのは内面なのである。今までは日本社会とも仲良く共存できる性格だったのだが(たぶんそうだったはず)、旅をするにつれて解き放たれてきた自分のエゴは日本社会とは相反するもの。
それを殺しながら生活しなければいけないのが若干不安なのである。

まぁ・・・外れるか適応するか道は2つに一つなのだが。

あと、バスの中で考えたのはグルジアでチャリダーのリョウさんと話した哲学の話題「意味の意味とはなんぞや?」というもの。
バスの中で一人で考えて府に落ちたのは、「意味=利益」という捉え方。
意味がある行為(もしくは思考)とは、その行為の中に何かしら利益を生み出すものではないか。という仮定で考え始めてみたところ。
アンチテーゼとしての「意味が無いことは利益が無いこと」なのか?という当然の疑問となりそこも考えると・・・・まぁ・・・そうかもしれない。
ただ、100%何の利益ももたらさない行為なんてものは世の中には実際ほとんど無い気がするので、結局のところ、物事には何かしらかの意味があるのだと思う。
たとえば人生の意味なんかも、あまり地球にとって、宇宙にとって利益が無くとも、その家族なり何かしらには少なからず利益があるわけで。

ごく稀に「この人が生きていても有害なだけ」見たいなこと言われる人でも何かしらはあるのだろう。たぶん・・・
もちろん、連続レイプ殺人犯とか、幼児虐待とか一編の価値も見出せない人もいるのだが、もしかしたら何らかの教訓というのをもたらすのかもしれない。(自分自身はそれほどできた人間ではないので、そういう不快な人は倍返しで罰せられるべきだと思うのだが)

まぁ・・・そんな感じ。
意味=利益
だとすると、
無意味=利益無し

意味なんてものをいちいち考えずに生活できるところに解脱だか悟りがあるのかもしれない。(無とか言ってるしね)
だけど、まだ個人的にはその段階にあらず、なんだかんだで利益追求の人生を送っているのである。

脱線しすぎた・・・・

16時ごろサルタ行きバスへの乗り換えがあり17時にサルタに到着。
が・・・自転車届かず

苦情申し立てをしても「明日にならないとどうにもならない」といわれる

結局、ここでバスの運転手に行っても仕方が無いので本日は引き下がり、町のはずれの宿一人40Pで朝食つき、に泊まることにきめ、晩御飯の食材を購入し焼肉と野菜炒めを食べ、日記を書き就寝。

Nos levantamos a las 8 de la mañana,
Hoy solomente comer ver sentar en el autobús....nosotros no hisemos nada.
Llegamos a Salta alas 5 de la tarde.
Tienen problemas de aqui....

Nuestoros bicicleta no ha llegado.....

Pregutamos pero ellos dijieron solomente mañana...

Yo he estodiao que no tiene ningun efecto quejarse(文句を言う)en aqui.por eso he resignado(あきらめる)hoy.
Fuimos a posada,40p con desayuno.unpoco rejos de centro.

Compramos algnas comer,y cosinamos.
Hoy comimos asado de carne y verduras y aros

Me fui a la cama después de hacer internet.

12月3日
本日の走行距離0km 計7313km
起床後、宿の朝ごはんを食べ、本日は自転車屋をめぐる。

と、いうのも今後、4800mほどの峠を越えるにあたり、自分らの力量が上げられないのであれば少なくとも自転車の整備だけでも整えておきたいからと考えたからである。
7300km走り、そろそろギアの切り替えが心もとなくなってきたし。

宿のおじさんや、インフォメーションの職員に尋ね3軒ほど覗いたが性能のいい部品をそろえているのは1軒のみで他はママチャリレベルの部品であった。

目をつけた自転車屋で、料金をたずねると、チェーン、スプロケット(後ろのギア)を交換すると、2人分で7~800Pとのこと(10000円ほど)

まぁ・・・最悪仕方ないだろう・・・

とりあえず現在自転車が無いので調査のみで終わり

夕方バス停に自転車を引き取りに行く。

・・・・が

またまた届いていない・・・

「さすがに2日遅れはおかしいだろ」と詰め寄ると、「昨日は日曜日で宅配部門が閉まっていたので、今日の便で持ってくる」という。

まぁ・・・そこまでにも、はじめは「明日だ、問題ない」などの返事だったのを、繋がるまで電話をかけさせ、ひととおり「明日届かなかったらボスに直接苦情だからね」など脅したり、きちんと対応してくれた際には「会社はだめだが君の対応はすばらしい」など褒めたりして雨と鞭作戦を実施したのだが。

とりあえず明日・・・また出発が遅れる・・・

晩御飯は鳥の照り焼き丼をアサが作成。
素敵なご飯ときれいな宿が救いである。

Me levante a las 7 de la mañana.
Despues comí desayuno.

Fuimos a bisicleteria para pregntar algo.
He entientado precio  cadena es 175p y piñon es 145p

Pero ahora ellos no tienen cadena,por eso busce otra bicicleria,pude encontrar lo pero poco caro,fue230p....

Un vez decidí volver a posada un vez y descansar.por que aqui hay siesta,esta tienpo todo los tienda vas a cerar.desde1de la tarde hasta la 4ymedia de la tarde.

Nosotoros fuimos a terminal de bus por preguntar sobre nos equipaje.
Pero todabia,,,,,,,
Ellos dijieron mañana,otra ves,yo fuertemente dije y dije.

19de la tarde Asa cosinaba.
Comimos y escriba diario.

23.00 dormi

Para bicicleta
Quiero sustituir cadena y piñom y cable para freno y cambiador。交換したい
Quiero que revisar mi bicicleta para usted.todo.自転車をチェックしてほしい
Agujero del tornill se rompe.ねじ穴が壊れている
Quiero ajustar la bicicleta.自転車を調整してほしい
Quiero instalar(インストール)construir(建てる) una carpa(テント).


12月4日
本日の走行距離2km 計7315km

朝食後、さすがにサルタにきてダラダラ時間を無駄にするのは宜しくない、と山を歩きに近郊の村サンロレンツォへバスで向かうことに。
バス代2・25pは相変わらずのアルゼンチンルールで小銭のみでの支払い。
が、持っていない・・・
しか~し、最近アルゼンチンでも普及し始めたIcocaSuica)的カードを持っている人に5ペソ札を払い僕らの分をピピピと押してもらい無事乗せてもらうことができた。
サンロレンツォはいい感じの田舎村。

事前情報があまりにもないので、バスの運転手の「あっちだ!!」という方向にテコテコ向かっているとマイナスイオン溢れる木々の中に到着。
久々の自然を楽しみながら歩いていると、なぜか後ろから子犬がついてくる・・・

最近ずっと思っているのだが、僕らはやたらに野良犬にもてる。(特に僕)
今回も他に現地人はたくさんいるし、僕らは何も食べ物を持っていないにも関わらず気がつくと僕の後ろをテテテと付いてきているのだ・・・

この犬からのみの圧倒的人気はいったい何故だろう・・・と考えたところ、
仮説1・・・僕は自分のことを人間だと思っていたが、実際他人(他犬?)からは犬に見えている

仮説2・・・犬が好きな特殊なにおい(悪臭)を放っている

仮説3・・・今までに飼ってきた犬たちが守護霊(背後霊)として取り付き、それらが犬どもを引き寄せている

と、考えてみたのだが、結局論理的に考えると仮設2が濃厚ということになる・・・ちゃんとシャワーは浴びているのだが何故?
今回も勝手になつかれると自動的に可愛いと感じ始めてしまう、悪い癖が出て結局一緒に山を散歩することに。
今回の彼はまだ小さいにもかかわらず、山に一匹だけですごしているようだ。
ちょうど、母親から離れてひとり立ちしたとこなのかな?
好奇心も旺盛で、僕らから離れすぎない範囲であれこれと臭いを嗅ぎまわっている。

ペリート(スペイン語で子犬の意味、グルジアの犬子の件があるのであまり名前をつけて親身にならないこととした)との山歩きを楽しみ、しばし休憩していると、突然雷・・・その音に尻尾を丸くしキュンキュンと僕の足元に助けを求めてやってくるペリート。
こういう可愛らしいと感じさせる行為はやめていただきたい。

結果、やっぱり可愛いので、山の中のトレッキングルートを一緒に歩くことに。
僕らが少し離れると全力で走ってくる様子がまた可愛らしいが、もしかして計算づくなのだろうか?

20分ほど歩くと突然ペリートが森の奥の空間に対して猛烈にほえ始め、そして何かを恐れる様子で僕らの後ろに下がる。

動物の本能はあなどれないので、この先に何か危機があるのだろうか?と不安になりながらも先を進むと、ペリートはそこから一歩も動かず、僕らの様子を見守っている。

う~む、なんだか不安になってしまうが、きれいな景色があるかもしれないからとペリートを置いて先に進む。

10分ほど進むと牛がいたからそれに反応したのか、変電所があったからそれなのか?結局わからず。
30分ほど歩くと、分かれ道となり、偶然出会わせた家族にこの先の道のりを尋ねると、まだ片道1時間はかかるとの事・・・空を見ると、明らかに遠くから雨雲が迫ってきている。
ので、ここで少し休憩して引き返すことに。

休憩中に、ブエノスの宿で「高山病対策に」と餞別にもらったコカの葉を使ってしまうことに。と、いうのもボリビアなどでは合法のコカの葉だが、ここアルゼンチンやチリでは違法のようで、これをもって移動して国境で面倒に会うのは困るな・・・と感じたからである。
高山病になってないのに使っても効果があるのかわからないので処分しようと思ったが、以前ボリビアで運転主に少しもらい、特に美味しくもまずくも無かったコカの葉を久々に食べて(噛んで)みることに。

が・・・結局まずい・・・舌がビリビリするのと、副交感神経を麻痺させるのかぼんやりさせる効果はあるものの、まぁ・・・それぐらい。
高山病予防になるといっても、もしそれが感覚を麻痺させることでしのぐというものであれば、逆に危険かもと思わないでもない。

どちらかといえば、日本で激務の会社員が唯一の週末にリラックス目的で、というほうが使い道にあっているような気がするが、おそらく日本では違法であり、しかも合法であっても流されやすい人が手を出すと、分量が増え、そのうち薬物に・・・となるケースがあるのでやめたほうが良いのかな?

個人的にはタバコや酒と同じようなもので必要に応じてなら良いかもしれないが、個人的には必要ない(酒は飲むが)というスタンスである。

さて、そろそろ戻ろう、と帰り始め、もうそろそろ麓に到着、というところで突然の豪雨・・・しばし木の影でしのいでいたが、それじゃ追いつかないほどの豪雨に、夏とは思えない大きな雹の塊まで降ってきはじめ全身ぬれる・・・

雨脚が弱まるのを待ったが落ち着く気配が無く、結局濡れながら走り、5分ほどで屋根のある場所に到着。
そこで30分ほど雨宿りし、止んだあと麓まで下る。(ペリートは大丈夫だったかな?)

バス停近くでコーヒーとクロワッサンの休憩をし、15時半にバスでサルタに戻る。
サルタのバス停でキッシュを食べながら自転車を待ち、17時に久々に戻ってきた自転車と再会。ややぼろぼろになっていたが大きな損傷はなさそうだ。
自転車を組み立てていると豪雨再び・・・これは走れない、っていうか傘も合羽も意味を成さない嵐である。
これが自転車を漕いでいるときでなくて良かった、と思うが、天気予報では今後数日同じ状況のようである。

帰ってから近くの自転車屋を覗くと、他のチャリダーの人たちが薦めてくれた店だったようで、サイクリストの家を運営(?)しているラウルがいたので明日自転車を持って来ることを決める。

晩御飯は肉と野菜を買いソボロ丼
いらないもの整理し
22時半就寝。

Me levante a las 8de la mañana,hoy nos decidemos a ir a las montañas para caminar.
Fuimos a las montaña en autobús.
En Argentina tenemos que pagar la tarifa de autobús en la moneda.
No teniamos la moneda,por eso alquilar()pedímos dinero prestado a un amigo.

Disfurtamos de san rolenzo,especialidad con perrito.
Pero,hoy muchalluvia....no quero ir con lluvia como hoy.

En el tarde pudemos recibir los bicicletas.

El ciero es brillante
El ciero está oscuro
12月5日
本日の走行距離5km 計7320km

朝食後、外付けHDのバックアップをとりラウルのいる自転車屋へ
見てもらうとチェーンは交換のタイミングだがスプロケは異常なしとのこと。
持参してきた予備のチェーン一本とケーブルを使用してもらい
チェーン×2
ギアケーブル×1(僕の)
ブレーキケーブル×2(アサの)
を交換してもらい、その他もろもろ調整込みで320p(4300円程度)とよそうより安く済んだ。
アルゼンチンでシマノ製品は少し高いとの事でチェーン1本とケーブルを持参したのが大きかったようだ。ラモンはウガンダであったチャリダーのヨシさん、リンさん。チャリダーの人用のネットサイトを作ってくれているセキジさんなどを覚えていた。
4年前ぐらいなのにまだ名前を覚えていることがすごい。


僕の自転車のキャリアのねじ穴つぶれは別の店を紹介してくれ、そこで職人ホセが無事溶接してはずしてくれた。料金も20Pと良心的。
話し好きのホセは世間話から政治の話までマシンガン・・・・世間話以上はほとんど理解できず・・・やっぱり政治などは難しいな。

その後、快調うになった自転車で宿に戻っているときにアサとはぐれる・・・
もう、宿まで300mほどだったから安心して宿の近くまで進んだが来ない・・・ので引き返す・・・・が、いない・・・

別の道で帰ったのかな?と宿へ帰って確認しても帰っていない・・・結局、自転車を置いて30分ほど探すがいない・・・しばし探したあと宿に戻ると帰ってきていた。
どうやら道に迷っていたらしい・・・
アサの悪い癖だが、少し距離が離れても「止まって」とかを全然言わない、こちらも毎回振り返るわけにはいかないし・・・大きなトラブルになる前に気をつけてほしい。

宿に戻りシエスタ時間は僕らものんびり。完全にアルゼンチン時間に適応してきたな。

夕方までのんびりし、自転車屋に再び訪れ自転車に取り付ける水ボトル16P(200円)をひとつとアサのバンダナ36P(500円)を購入。

出発前日祝にワインを購入し、本日も作ったそぼろ丼とともに乾杯する。
しかし、最近酒が弱くなってきた気がする。以前なら一人で1本ぺロリだったのに、2人で1本でも少し感じる今日この頃。
最近飲んでいないからか、それとも年のせいか・・・
明日雨が降らなければ出発だ。


0 件のコメント:

コメントを投稿