2016年11月21日月曜日

12月6日~12月12日



12月6日
本日の走行距離81km 計7401km
6時起床
朝食後、久々の出発準備。

7時半ごろ出発で、まずはサルタの街を出るまで交通量(mucho tráficoが多く、地面(sueloもガタガタの道路を進む。
昨日変えたチェーンのおかげか変則がスムーズである。

街を抜けた後も交通量の多い国道を30kmほど進むことに・・・早くのどかな風景の中を走りたい。と、思っていたら少しずつ交通量が減り、緑が増えてきた。
牧場には牛や馬、遠くには威圧感tengo miedo=怖い)とともに存在する山脈群。
これからあの山に挑む(luchar)のかと思うと、不安と興奮(exitarse)の入り混じったなんともいえない心境になる。
~の町で右折し、一路Cachi方面へ。
自転車屋の話ではここからのぼりになるとのこと。

緑に包まれ(envolver)思ったより緩やかな道をゆっくりと進むうちに、久々の幸福感(felicidad)が訪れる。
やっぱり、自転車旅はいいな・・・とつくづく感じてしまう。
何がどういいのかは、口で説明できないのだが、おそらく世界中を走り回っているチャリダーの人たちには、しばし、都会での滞在を強いられた後の自然の中の自転車旅のすばらしさをわかってもらえるはずだ。

緩やかなのぼりを走ること10km、まだまだ余裕、と思ったら運動不足(alcanzar=たりる)のアサはすでに疲れ始めているとの事・・・

疲れの原因(la causa)の大部分は突き刺さるほどの日光のせいなのだろうが、アサは1ヶ月ほどまともに走っていないのでそのせいもあるのだろう。

途中の売店で水を4ℓ購入し、計2人で7ℓほど持つ。
本日はこれで十分だろうが、今後待ち受けているサンフランシスコ峠越えでは水を補給する売店があまり無いようなのでこの3倍は持たなければならないだろう・・・すると2人で21ℓ・・・いや、もっと必要かも。
非常に重いので上り坂がさらに困難になるのだが、水は死活問題、飲む用、自炊、洗顔などなどとにかく必要なのである。
いやはや先行き不安だ・・・

木々の中での途中休憩でおにぎりとパンで小休憩。
この時間がたまらなく幸せである。

そしてさらにひたすら坂道を上り続ける。途中オレンジジュースを買った店で「残り14kmほどで安宿兼食堂がある」との情報を元にそこを本日の目的地(el destino)と設定しさらに進む。

しかし・・・暑い・・・

さらに走り、久々に発見した売店で水2ℓを追加購入。石橋をたたいて渡ります。

ここまでの風景(el paisaje)は通知表5段階の4に近い3。
渓谷と緑の山々のバランスがよくいい景色なのだが、アルプス、ドロミテ、トルコ北東部、グルジア北部、アララット山などの横綱級には遠く及ばない。
まぁこの道の本番は、おそらく明日なのでそれを楽しみにしよう。
ギアが少し変・・・一速に入らなく2速がいっそくに。
終盤戦はアサがお疲れ(僕も結構疲れた)で上り坂1・5kmごとに休憩、しつつ80kmの走行でようやく渓谷の合間にポツンとたたずんでいる目的の宿に到着。

朝食つき100Pだったので、テント泊にはせず個室でゆっくり過ごすことに。
久々の走行でいきなり1000m以上UPの80km走行なので体を休ませよう。

シャワーを浴び、洗濯をしてからのんびりすごす。
そこまで空腹感は無いのでコーヒーだけ注文し、クッキーなどで軽い晩御飯。
レストランの窓から犬たちが戯れる景色を眺め、自然(山)、コーヒー、犬、美味しい食べ物、があれば僕らは満足(estar satisfecho)できると再確認。

今日は疲れたけど久しぶりに走り出せて非常に気分が良い。
夜は日記を書きお笑いを見て22時半就寝。

12月7日
本日の走行距離0km 計7401km
6時半起床。
朝ごはんを食べていると、宿のお姉ちゃんが、今日は雨が降るからもう少し待ったほうが良いという、たしかに空(el ciero)は真っ黒・・・忠告どおり部屋で待機していると、豪雨&落雷が始まる。
雨で走れないのは残念だが、この豪雨の中、平穏な室内ですごせることを幸せに思う。


豪雨を眺めながら部屋でのんびり過ごしていると宿のお姉ちゃんから「今日火山が問題で道は通れないらしいわ、のんびりやすんでね!!」と言われる。
火山???よくわからんが、まぁ今日は無理とのことはわかった。ので完全オフ。
昼は贅沢にレストランで食べる。
・米、フライドポテト、ハンバーグ、目玉焼きのセット×2
・スプライト1・5ℓ
・昨日のコーヒー2杯
で64P(800円ちょっと)
味もまずまずで満足。
食事を食べながらお客と話していると噴火ではなく、土砂崩れか何かのようで明日は大丈夫との事。
ついでに今の標高を聞くと2400mほどとのこと。
つまり明日は1000m以下の上り。天気がよければ大丈夫だろう。

夕方一人で散歩。霧が張った渓谷も綺麗は綺麗だが、やっぱり天気が良い景色がの方が好み。

宿の子犬としばし遊び、その後従業員の女の子たちとあれこれ会話。
日本人と中国人が同じ言語を話さないことに驚いていた。
初めての日本人客
スペイン語でもブエノスとここでは訛りが違う、でも理解はしあえる。
今朝の洪水みたいなので牛やら犬やら流されたとの事、現在復旧作業中で明日には直るのではないかとの事。
こんなにひどいのは2年ぶりだとの事
みなで怖いと泣いていたところを、僕らは休憩だと爆睡していた・・・自然の怖さを知る人たちと平穏な世界に慣れ危機管理能力をなくした僕らとの違いなのだろう。
風船を子供らにあげる

コーヒーを飲んで休憩後のんびり。
映画「12人の優しい日本人」を見る。やはり三谷幸喜脚本の映画は面白い。
23時就寝。
12月8日
本日の走行距離80km 計7481km
6時半起床、本日も曇りだが、雰囲気的に雨は降りそうに無い。
朝食を食べ8時半に出発。

出だしから緩やかなのぼりがひたすら続く。
昨日休養したおかげで足の疲れは取れているが、まだ空気の薄さに適応していないためペースを上げるとすぐに息が切れる・・・

40分ほど走るとオフロードの道に変わる。
僕らはオフロードはあまり好きなほうではないのだが、今日の道はまだ綺麗なオフロードであったので特に苦にならない。
それどころか、アスファルトより周囲の緑の山々となじんでいるので好ましいぐらい。

傾斜はわりと緩やかなので(5%前後)景色を見ながら走る余裕もある。

昨日と比べ、大幅に見ごたえのある景色だ。

何が違うのかと考えると、オフロード、九十九折の道、山との距離が縮まったこと。
時折、昨日の土砂崩れの影響で地面がぬかるんでいたが、まぁ・・・許容範囲。

その後も、休憩を入れつつ少しづつ上っていくと次第に麓から霧が押し上ってきた。
あっという間に景色は真っ白・・・せっかく上っているのに景色が見えない・・・
まぁ、今回は今後上るサンフランシスコ峠の前の高度順応と割り切ることにしよう。

ひたすらグネグネ道を上っていき14時に峠のてっぺんに到着。
もちろん景色は何も見えない・・・でも3470mほどまで無事登ることができ一安心。
今回はアサも独力で上りきれたので、一応サンフランシスコ峠の挑戦権をGETできた。

高度が上がったうえ、霧で日光が当たらないのでかなり寒い・・・セーターとジャンバーを着込み、くだりはじめる。

はじめは近くを歩くロバぐらいしか見えなかったが、次第に視界が開け広大な景色が広がる。
これこれ、上った後のこのご褒美があるからがんばれるのだ。
なだらかな下りを20kmほど進むと、奇岩地帯。
おぉ・・・これも素晴らしい!!と思いながら奇岩地帯を抜けると、今度はサボテン荒野が現る。
これまた絶景!!

2人とも「南米まで飛んできて良かった!!」と大満足の景色。
ヨーロッパやコーカサスとまた違う景色の連続にテンションあがりっぱなしで、意味も無く半笑いの2人。

満足した後は、一路、本日の目的地のCachiを目指す。
ほぼ下り坂と平地であったのでペースも落ちることなく、途中馬の祭りを行っていたらしい町(今日の11時から14時まで祭りがあると、今朝聞いていたがやはり間に合わなかった)を通り越し、17時ごろCachiに到着。
あれこれ宿を探し回る気にもならず2軒尋ねて安いほうに宿泊決定(Wルームで100P

シャワー、洗濯の後、町に買出しに出かけたが本日土曜日・・・商店などは閉まっているようでアイス屋でコーラのみ購入。

その後町散策をしたが、町の中心にはたいしたものがなさそう、おそらく郊外の景色が素敵なのだろう。
収穫はパン屋が開いていたこと。
水とパンを購入し、宿に戻りしばしのんびり。

20時になりようやく開いたレストランでラザニアとキッシュをビールとともにいただく。
今までアルゼンチンご飯は「牛肉以外は期待できない・・・」と思っていたが、やれば出来るじゃないか!!という味であった。

満足して食べた後、帰宅し就寝。

12月9日
本日の走行距離50km 計7531km
7時起床
8時出発
朝は日差しがまだ穏やかなので涼しくサイクリング日和だ。
町を出てすぐの展望台に一人で上る、たかだか100~200mUPなのだが息が切れる・・・
景色はまずまず。

しかしここからは景色が素晴らしかった。
荒涼とした大地と青い空、乾いた空気と音の無い世界。
灼熱の太陽も気にならないほどの壮大な景色、昨日に引き続き2人とも大興奮。
アルゼンチンでの走行は実質、まだ3日目なのだが、この3日間だけでも十分、飛行機に乗ってやってきた甲斐があると思う。
バックパッカー時代や、ドイツからグルジアまでの自転車旅では見ることのできなかった新たな景色を満喫しているな。

ほぼ同じ景色にもかかわらず、少し進んではカメラを取り出し写真をパシャパシャと撮ってしまう。
うむ、充実している。

今日も、道自体は完全にオフロードだが小石中心でそれほど苦になるものではない。
こんな道なら舗装されていないほうが楽しめる。

少々UP&Dounはあるが、まぁ許容範囲内。

景色を楽しみながら30km走り小さな集落に到着。
ここではアルゼンチン名物?のポンチョ屋見学。
羊の毛のものとリャマの毛のものがあったが羊は300P(4000円弱)リャマは500P(6500円)とリャマの毛の方が高いようだ、その分さわり心地はソフト。
しかし、高いので買えず・・・

さらに走ること5kmほどでレストランのある村に到着。
少し早いが昼ごはん。

・カツレツと玉子焼きのサンドウィッチ
・チキン&ポテト
・ファンタ
で計52P(680円)

ここのところ節約する気持ちが薄れているのだが、峠を越えるまでに体調を崩すのは避けたいので、今はしっかり食べてちゃんと寝る。
旅も終盤なのでもしかしたらこのペースで最後まで行くのかもしれない。

アルゼンチンの食事はボリュームが凄いようで食べきれず・・・残ったチキン&ポテトを持ち帰りとする。

さぁ再び出発だ!!

・・・・と思ったら・・・・アサの後輪がパンクしている・・・
久しぶりだな・・・トルコのパムッカレ手前以来2度目のパンクだ。
近くの公園で修理をしたのだが、タイヤには何の異常も無かったとのこと。
チューブのみ新しいものと交換し、再び走り始める。

再び絶景を楽しみながら進んでいくと・・・・

後ろからアサの呼び声が・・・・
なんと再びパンク・・・先ほどやはりタイヤに異常があったようだ。

今度はきちんと調べるとやはりタイヤに細いワイヤーが刺さっていた。
念のためタイヤを予備タイヤと交換し、再びチューブ交換。

修理の最中に2台ほどの車が「水はあるか?」と声をかけてくれた。
今回は水をたっぷり運んでいるから大丈夫だが、こんな荒野で水が切れたら死活問題なので、声をかけている心優しい人々の存在はありがたい。

無事、パンク修理を終え、再び走り始める。
本当なら、本日は90kmほど走ってAngostaco町に行く予定だったのだが、思わぬパンクで時間を費やしてしまったので目的地変更でMorinosの町にすることに。

これでカジャファテの町に着くのは早くても2日後となってしまったが、まぁそれはそれで仕方ない。

後半戦はオフロードの道が波打ったような状態が続き、下りだがペースは上がらない。

ゆっくりと進んで行き17時に~に到着。
宿は目に付いたところに決める。共同キッチンありで100P(1300円)

シャワーと洗濯後、昼ごはんの残りの鶏肉を食べて休憩。
その後自転車整備などを行い、19時に商店で野菜、果物、ヨーグルトを購入する。
本日の晩御飯はヨーグルト。

食後、日記を書き22時半就寝。

12月10日
本日の走行距離42km 計7573km
6時半起床。
昨晩、5時に目覚ましをかけといてといったのにアサが素早く消したようだ・・・

まぁ仕方ない・・・

と、慌てるでもなくコーヒーを沸かし、パンとゆで卵でのんびり朝食を食べ、8時出発。

本日も荒野なのは変わらないのだが、昨日ほど地面は波打っておらず下り中心なので走りやすい。
少し見慣れてしまったが、よく見るとやはり壮大な景色である。

2時間弱で23km走り、荒野にぽつんと立っている木の下で休憩としてりんごを食べる。この辺りのりんごはけっこう美味しいようだ。
そして再び走り始める。

本当は6時に出発し、暑くなる前に42km先の町で休憩し、涼しくなった時間帯に再び走り出すはずだったのだが、起きられなかったので本日も突き刺さるような日差しを受けつつ走るはめに・・・罪と罰である・・・

りんご休憩後は道の状態が一変・・・

上り中心のうえに、足元がサラサラで深い砂地に変わったため漕いでもスピードが出ないどころか降りて押さないと進めないところもしばしば・・・

アサは午前中から限界気味・・・ここで故障されては・・・・と手伝いながら進む。

ペースが上がらない中、少しずつ歩を進め12時過ぎに~Tacoの町の標識発見。

が・・・・今走っている道をそれ、深い砂地を2kmほど走らされる羽目に・・・

疲弊しきって12時半~Takoに到着、まず商店でスプライトを購入し、一気飲みで一息つく。

痩せなければならないのだが体がカロリーを求めている。

そして休憩をかねて食堂で昼ごはん。
昨日の反省もあり、暑い時間は走らずゆっくり休憩することに。

・サラダ
・鶏肉
・ジャガイモと卵の炒め
で昼ごはん後休憩するが、アサの体力、というか精神力が回復しない・・・とりわけこの町を出るまでにまた深い砂地を2km走るのが重荷のようだ。

心折れている中走らせるのは精神衛生上良くないので少し早いがここで終了することに。キャンプ場は管理者おらず、結局宿を探し2人で80pで宿泊。

シャワー、洗濯後、昼寝。

夕方に置き、商店に買出し、ヨーグルトドリンクを買い飲む。
その他、持っていたパンとツナ缶、トマトで昼&晩ごはん。

夜、またまた商店に行きアイスと明日の水などを買う。
その後は部屋で竜馬伝などを見て22時就寝。



12月11日
本日の走行距離74km  計7647km
5時起床
準備して6時出発に成功。

頑張った甲斐があって今日は涼しいな、と思ったが、どうやら本日は曇りだから涼しいようだ。
町を抜けるまでの悪夢の砂道も無事越えると、そこからは絶景が。

だが、まだ暗いので綺麗に見えない・・・・早く出発するのも考え物だな。

途中スペイン(チャーリー)&アルゼンチンカップルに追いつかれる。彼らもウシュアイアを目指すようだ。

今日も小さな上り&柔らかい砂攻撃が続くが、チャーリーたちが「雨が降る」というので頑張って進む。

24kmほど彼らと抜きつ抜かれつで進むと

・・・・・・道が川で水没しているという悲しい現実を突きつけられる

・・・・ここを通れなければサルタまで再び峠を越えて戻らなければならない・・・と不安に思ったが、車でやってきたおじさんが「もうすぐマキナが来るから2時間ほどで通れるようになるさ」と言ってくれたのでしばし待つことに。

頼みのマキナがやってきたがたいした仕事をせずに2時間経過・・・
業を煮やしたチャーリーが荷物を担いでわたるのを見て、僕らも意を決して準備をしたとき

・・・・・プップー

と、一台のトラックが「載っていきな!!」と神様のような一言。

ありがたくご好意に甘え苦も無くトラックに載せてもらい川を越えることに成功。

その後10kmほど走ると久々の舗装路が現れる!!
一気に加速し、途中サンカルロスの町ででスプライト休憩した後はカファジャテまで一気に進む。

町の入り口のキャンプ場に泊まり、久々のテント生活決定。一人20PWIFI&キッチン付。
町を散策しながら、エンパナーダ(カルネ)10Pで8個を食べ、カフェでケーキと珈琲でくつろぐ。

その後、有機葡萄のワイナリーへ行ったがそこまで美味しくない・・・南アの方が美味しいし、市販のものと大差ない。10Pで4種類。
インフォメーションセンターの前で日本人にを見かけ、これはもしやメールでやり取りしていたフクダさん(ガジュ君)か?と思い声をかけてみたら、別の人だが、チャリダー(それもミニチャリ)のNGさん。
ミニチャリで旅行している人はヨシさんしかしらなかったのだが他にもいることに驚く。世界には本当に多くの人がいる。
ルートなどを話し合い、ガジュ君と合流し、パリージャ(焼肉)を食べに行く。
ローカル店で雰囲気も良い。
ステーキなどなどとビール、サラダを食べ一人37P(500円)とアルゼンチンの肉コストパフォーマンス高い。

明日の朝ワイナリーを巡ることに決め別れる。

宿に帰り、日記更新などしようとこころみるが、ベルギー人、フランス人などと話が広がり進まない。彼らは巡礼後、船のヒッチハイクで中米まで来たようだ。

12月12日
本日の走行距離6km 計7653km
6時半起床。
Facebookに写真UP、日記の更新など事務的なことをしてすごす。
8時前に起きてきたアサとシリアルを食べ、本日は昨日約束をしたNGさんとガジュ君とのワイン試飲ツアーへ出かける。

本日テイスティング後に出発するNGさんはミニチャリの後ろに専属スーツケースを付けて走る新たなスタイル。
世の中本当にいろいろなスタイルの旅があるもんだ、と感心してしまう。

さて、4人の自転車乗りがそろってのワイナリー訪問。
なかなか上品なボデガに訪れる。
開店が9時15分からのところ、日本人らしく15分丁度に訪れたところ「2分待ってくれ」とのこと。

なるほど、アルゼンチンタイムか。

約束どおり2分後に案内され、ボデガの説明が始まる。
個人的には今回の旅でもすでに10軒以上ワイナリーは周っているので説明は要らないのだが、さすがに「説明は要らないから酒だけ飲ませてくれ」というのは失礼極まりないと判断し、説明を聞く。

今回なぜか僕を通訳役に指名したガイドが早口の英語とスペイン語で説明するのを8割理解し、残りは今まで訪れた他のワイナリーの知識と照らし合わせ他の人々に伝える。

メンドーサより高度が高く日差しも強いので葡萄の糖度が上がり、タンニンも増すので渋くて美味しいとの事。
あとは、寝かす時間によってグレードが違うとか、皮ごとワインにすると、赤になり、ジュースから作ると白になるなどお決まりの説明であった。

試飲は3種類。
テイスティングの仕方、グラスを斜めにして際の部分の色を見る、酸素を含ませる前と後の香りの違いを楽しむなど。
まぁそんな説明も。

気になる味は・・・・・美味しい。

白ワインは非常にドライな味の中にさわやかな花やフルーツの香りで自分の好み。
赤ワインもすっきりする中にスパイシーとオーク樽の香り
デザートワインは甘い中にピリリという後味が残り、ただ甘いだけではないもので、これなら食後に飲んでも良いなと感じる味。
どれも秀逸。
なかなか満足。

気持ちよくほろ酔いだ。

10時になりNGさんは出発。

ガジュ君と3人で次のボデガへはしごする。
途中一匹の犬がうちらの後を追って1kmほどついてくる様子がたまらなく可愛かった。

次のボデガは赤、白の二種類+チーズ。
白は普通の安ワインの味だったが(実際20Pの安ワインだった)赤はなかなか美味しかった(60P
そして一番の収穫はチーズ、冷蔵なしで10日持つというチーズは味も美味しい。

結果、チーズと、割引で買えたワインを購入しいったん帰宅する。

12時からは引き続き写真&日記作業、そして挽肉、たまねぎ、インゲンをマヨネーズ&醤油と大蒜で炒めた簡単料理を食べる。

夕方は自転車の整備&ボタン電池などの買出しをしてすごす。
アメリカ人サイクリストのウィンダムとあれこれ話し、晩御飯をガジョ君と共に4人で一緒に食べに行くことに。

今日は昨日ウィンダムが食べたというレストラン。
昨日のような庶民感は無かったが、値段は一人26Pと良心的。
・サラダ
・パン&チリ豆
・ステーキ
・ミラネッサナポリターナを食べる。

満足して帰宅し、帰って日記の追い込み。
ヨーグルトを買って飲みながら。

そういえば動画もYOUTUBE 経由で載せれるのではと思い、試してみたのだがえらい時間がかかるようである・・・


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